こんにちは、シルバーとっぷの雲居 愛です。
市川市は江戸川を挟んで東京都と接する東京近郊の住宅都市です。多くの世帯で子世帯や家族が東京へ通勤しているため、昼間は高齢の親が自宅で一人きりになる「日中独居」の状態が生まれやすい地域です。
「朝9時から夕方6時まで誰も来ない。転んでも誰にも気づいてもらえない」——市川市でこうした状況にある高齢者の方が、想像以上に多いのが現実です。
- 市川市の日中独居問題——東京通勤圏ならではの課題
- 日中独居リスクを減らす福祉用具の選び方
- 里見公園周辺の高台住宅——坂道・段差が多い旧来住宅地
- 行徳埋立地——平坦だが建物密集・マンション居住の課題 一方、市川市南部の行徳地区は東京メトロ東西線沿線の埋立地です(行徳・南行徳・妙典エリア)。1970〜80年代に大規模開発されたマンション群が建ち並ぶ平坦な地形です。 行徳地区のマンション住まいで多い相談: エレベーターのサイズ問題:古いマンションのエレベーターは内寸が小さく、標準的な車椅子では扉が閉まらないことがある マンション廊下の段差:共用廊下から玄関ドアへの小さな段差 バルコニーへの段差:洗濯物を干すためのバルコニーへの出入り段差 古いマンションのエレベーターの内寸は幅100〜110cm×奥行き130〜140cm程度のことが多く、標準的な自走用車椅子(幅63cm程度)でギリギリのケースがあります。コンパクト型(幅55cm以下)を選ぶか、介助者が押す介助型のほうが使いやすいことも多いです。 市川市立病院・東京歯科大学市川総合病院との連携
- よくあるご質問
- まとめ
- 参考にした情報
市川市の日中独居問題——東京通勤圏ならではの課題
市川市は東京都江戸川区・葛飾区と江戸川を挟んで接し、JR総武線・武蔵野線・京成本線・東京メトロ東西線(行徳地区)など複数の路線で東京への通勤が便利な立地です。そのため多くの世帯では:
- 現役世代の子どもや配偶者が東京へ通勤
- 日中は高齢の親・配偶者が自宅で一人
- 何かあっても家族が帰宅するまで数時間以上かかる
という「日中独居」状態が日常化しています。総務省の統計でも、単独世帯の高齢者(いわゆる独居老人)が増加する一方、同居世帯でも日中は家族がいないケースが多いことが指摘されています。
(出典:厚生労働省「高齢者の日常生活に関する意識調査」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/chosa/index.html)
日中独居の高齢者が最も心配すべきリスクは「転倒後の長時間放置」です。転倒→骨折→動けない状態で長時間放置されると、脱水症状・褥瘡(床ずれ)・低体温症などの二次的な健康被害が生じます。
日中独居リスクを減らす福祉用具の選び方
日中独居の状況を踏まえた福祉用具の選定では、「転倒させない」「転倒後に対応できる仕組みを作る」の両面が重要です。
日中独居世帯で特に重要な福祉用具と対策
- 手すり(各所設置):玄関・廊下・トイレ・浴室・ベッドサイドの全動線をカバー
- スロープ:段差をなくして「つまずき」を防ぐ
- 歩行器・歩行補助つえ:移動時の安定を確保
- 緊急通報システム(別途契約):市川市の「ひとり暮らし高齢者等見守り事業」の活用も検討
- センサーライト:夜間・早朝のトイレ移動時の足元を照らす
市川市では、ひとり暮らし高齢者等を対象とした見守りサービスが用意されています。福祉用具での転倒予防と合わせて活用することで、日中独居の安全性を高めることができます。
(出典:市川市「高齢者のひとり暮らし支援」 https://www.city.ichikawa.lg.jp/wel04/1111000048.html)
里見公園周辺の高台住宅——坂道・段差が多い旧来住宅地
市川市北西部の国府台・里見公園周辺は、台地上に広がる古い住宅地です。国府台から江戸川台地にかけては高低差があり、急勾配の坂道や石段が多いエリアです。
この地区では:
- 急坂での転倒リスクが高い
- 古い旧来住宅(昭和30〜50年代建設)が多く、段差・廊下幅の問題
- 敷地内の段差(庭への降り段・勝手口の段差)も課題
高台の住宅地では屋外の移動が特に危険です。杖や歩行補助つえは屋内だけでなく、坂道歩行にも対応したものを選ぶ必要があります。坂道では杖先のゴムが滑りにくいタイプ(アイスバーン対応ゴム先など)を選ぶと安全性が高まります。
行徳埋立地——平坦だが建物密集・マンション居住の課題 一方、市川市南部の行徳地区は東京メトロ東西線沿線の埋立地です(行徳・南行徳・妙典エリア)。1970〜80年代に大規模開発されたマンション群が建ち並ぶ平坦な地形です。 行徳地区のマンション住まいで多い相談: エレベーターのサイズ問題:古いマンションのエレベーターは内寸が小さく、標準的な車椅子では扉が閉まらないことがある マンション廊下の段差:共用廊下から玄関ドアへの小さな段差 バルコニーへの段差:洗濯物を干すためのバルコニーへの出入り段差 古いマンションのエレベーターの内寸は幅100〜110cm×奥行き130〜140cm程度のことが多く、標準的な自走用車椅子(幅63cm程度)でギリギリのケースがあります。コンパクト型(幅55cm以下)を選ぶか、介助者が押す介助型のほうが使いやすいことも多いです。 市川市立病院・東京歯科大学市川総合病院との連携
市川市の主要医療機関として市川市立病院・東京歯科大学市川総合病院などが地域医療を担っています。これらの医療機関では在宅復帰支援の体制が整っており、退院支援担当のソーシャルワーカーを通じて、ケアマネジャー・福祉用具事業者への連携が行われています。
特に骨折・脳卒中・心疾患などで入院した後の退院時には、自宅の住環境整備が必要になることが多いです。退院前に住宅訪問調査を行い、退院当日から安全に生活できる環境を整えることが、再入院・施設入所を防ぐうえで非常に重要です。
(出典:市川市立病院 https://www.city.ichikawa.lg.jp/hospital/)
よくあるご質問
まとめ
- 市川市は東京通勤圏の特性から「日中独居」状態が生まれやすい環境
- 日中独居では転倒予防と緊急時対応の仕組みの両立が重要
- 里見公園周辺(国府台など)の高台住宅は坂道・段差対策が必要
- 行徳埋立地のマンションではエレベーターサイズの確認が先決
- 市川市立病院・東京歯科大学市川総合病院からの退院時連携に対応
- シルバーとっぷは市川市全域に対応
「昼間一人でいる」という状況は変えられなくても、安全な住環境を整えることで不安を大きく減らすことができます。ぜひご相談ください。
市川市(行徳・国府台・本八幡など全域)の福祉用具レンタルはシルバーとっぷへ。日中独居の方の安全対策もご相談ください。
お問い合わせフォームはこちら
参考にした情報
- 厚生労働省「高齢者の日常生活に関する意識調査」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/chosa/index.html (2026年6月時点)
- 市川市「高齢者のひとり暮らし支援」 https://www.city.ichikawa.lg.jp/wel04/1111000048.html (2026年6月時点)
- 市川市立病院 https://www.city.ichikawa.lg.jp/hospital/ (2026年6月時点)
著者:雲居 愛(くもい あい)
株式会社シルバーとっぷ 在宅営業部 福祉用具専門相談員。千葉県生まれ。2024年シルバーとっぷ入社。趣味は読書と犬の散歩。
※本記事の情報は2026年6月時点のものです。最新情報は各関係機関の公式サイトをご確認ください。
