市川市の在宅介護と福祉用具|東京隣接の日中独居問題と多様な住環境への対応

こんにちは、シルバーとっぷの雲居 愛です。

市川市は江戸川を挟んで東京都と接する東京近郊の住宅都市です。多くの世帯で子世帯や家族が東京へ通勤しているため、昼間は高齢の親が自宅で一人きりになる「日中独居」の状態が生まれやすい地域です。

「朝9時から夕方6時まで誰も来ない。転んでも誰にも気づいてもらえない」——市川市でこうした状況にある高齢者の方が、想像以上に多いのが現実です。

市川市の日中独居問題——東京通勤圏ならではの課題

市川市は東京都江戸川区・葛飾区と江戸川を挟んで接し、JR総武線・武蔵野線・京成本線・東京メトロ東西線(行徳地区)など複数の路線で東京への通勤が便利な立地です。そのため多くの世帯では:

  • 現役世代の子どもや配偶者が東京へ通勤
  • 日中は高齢の親・配偶者が自宅で一人
  • 何かあっても家族が帰宅するまで数時間以上かかる

という「日中独居」状態が日常化しています。総務省の統計でも、単独世帯の高齢者(いわゆる独居老人)が増加する一方、同居世帯でも日中は家族がいないケースが多いことが指摘されています。
(出典:厚生労働省「高齢者の日常生活に関する意識調査」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/chosa/index.html

日中独居の高齢者が最も心配すべきリスクは「転倒後の長時間放置」です。転倒→骨折→動けない状態で長時間放置されると、脱水症状・褥瘡(床ずれ)・低体温症などの二次的な健康被害が生じます。

日中独居リスクを減らす福祉用具の選び方

日中独居の状況を踏まえた福祉用具の選定では、「転倒させない」「転倒後に対応できる仕組みを作る」の両面が重要です。

日中独居世帯で特に重要な福祉用具と対策

  • 手すり(各所設置):玄関・廊下・トイレ・浴室・ベッドサイドの全動線をカバー
  • スロープ:段差をなくして「つまずき」を防ぐ
  • 歩行器・歩行補助つえ:移動時の安定を確保
  • 緊急通報システム(別途契約):市川市の「ひとり暮らし高齢者等見守り事業」の活用も検討
  • センサーライト:夜間・早朝のトイレ移動時の足元を照らす

市川市では、ひとり暮らし高齢者等を対象とした見守りサービスが用意されています。福祉用具での転倒予防と合わせて活用することで、日中独居の安全性を高めることができます。
(出典:市川市「高齢者のひとり暮らし支援」 https://www.city.ichikawa.lg.jp/wel04/1111000048.html

里見公園周辺の高台住宅——坂道・段差が多い旧来住宅地

市川市北西部の国府台・里見公園周辺は、台地上に広がる古い住宅地です。国府台から江戸川台地にかけては高低差があり、急勾配の坂道や石段が多いエリアです。

この地区では:

  • 急坂での転倒リスクが高い
  • 古い旧来住宅(昭和30〜50年代建設)が多く、段差・廊下幅の問題
  • 敷地内の段差(庭への降り段・勝手口の段差)も課題

高台の住宅地では屋外の移動が特に危険です。杖や歩行補助つえは屋内だけでなく、坂道歩行にも対応したものを選ぶ必要があります。坂道では杖先のゴムが滑りにくいタイプ(アイスバーン対応ゴム先など)を選ぶと安全性が高まります。

行徳埋立地——平坦だが建物密集・マンション居住の課題 一方、市川市南部の行徳地区は東京メトロ東西線沿線の埋立地です(行徳・南行徳・妙典エリア)。1970〜80年代に大規模開発されたマンション群が建ち並ぶ平坦な地形です。 行徳地区のマンション住まいで多い相談: エレベーターのサイズ問題:古いマンションのエレベーターは内寸が小さく、標準的な車椅子では扉が閉まらないことがある マンション廊下の段差:共用廊下から玄関ドアへの小さな段差 バルコニーへの段差:洗濯物を干すためのバルコニーへの出入り段差 古いマンションのエレベーターの内寸は幅100〜110cm×奥行き130〜140cm程度のことが多く、標準的な自走用車椅子(幅63cm程度)でギリギリのケースがあります。コンパクト型(幅55cm以下)を選ぶか、介助者が押す介助型のほうが使いやすいことも多いです。 市川市立病院・東京歯科大学市川総合病院との連携

市川市の主要医療機関として市川市立病院・東京歯科大学市川総合病院などが地域医療を担っています。これらの医療機関では在宅復帰支援の体制が整っており、退院支援担当のソーシャルワーカーを通じて、ケアマネジャー・福祉用具事業者への連携が行われています。

特に骨折・脳卒中・心疾患などで入院した後の退院時には、自宅の住環境整備が必要になることが多いです。退院前に住宅訪問調査を行い、退院当日から安全に生活できる環境を整えることが、再入院・施設入所を防ぐうえで非常に重要です。
(出典:市川市立病院 https://www.city.ichikawa.lg.jp/hospital/

よくあるご質問

Q
昼間は一人になります。転んだとき誰にも気づいてもらえないか心配です。
A
まず手すりやスロープで転倒自体を防ぐことが最優先です。加えて、市川市の見守りサービスや民間の緊急通報システムを活用することで、万一の際にも早期発見につながります。ケアマネジャーさんと一緒に複合的な安全策をご検討ください。
Q
行徳のマンションに住んでいます。古いエレベーターで車椅子が入らないかもしれません。
A
エレベーターの内寸を実測させてください。コンパクト型(幅55cm以下)の車椅子や介助式を選べば入れるケースが多いです。訪問時に確認してからご提案します。
Q
国府台・里見公園周辺の急坂が怖くなってきました。屋外でも使える杖はありますか?
A
はい、屋外・坂道対応の歩行補助つえがあります。特に坂道では杖先のグリップ力が重要で、滑りにくいゴム先のタイプをお勧めします。身長に合ったグリップ位置の調整も重要ですので、ぜひ一度試して確認してください。
Q
市川市立病院から退院する予定です。すぐに福祉用具の準備ができますか?
A
はい、退院日に合わせて準備いたします。できるだけ早めにケアマネジャーさんを通じてご連絡ください。退院前に住宅訪問調査も可能です。
Q
市川市全域(行徳・妙典・国府台・本八幡など)に対応していますか?
A
はい、市川市全域に対応しています。行徳・妙典・国府台・本八幡・大野・松戸接境エリアなど、市川市内どこでも訪問いたします。

まとめ

  • 市川市は東京通勤圏の特性から「日中独居」状態が生まれやすい環境
  • 日中独居では転倒予防緊急時対応の仕組みの両立が重要
  • 里見公園周辺(国府台など)の高台住宅は坂道・段差対策が必要
  • 行徳埋立地のマンションではエレベーターサイズの確認が先決
  • 市川市立病院・東京歯科大学市川総合病院からの退院時連携に対応
  • シルバーとっぷは市川市全域に対応

「昼間一人でいる」という状況は変えられなくても、安全な住環境を整えることで不安を大きく減らすことができます。ぜひご相談ください。

市川市(行徳・国府台・本八幡など全域)の福祉用具レンタルはシルバーとっぷへ。日中独居の方の安全対策もご相談ください。
お問い合わせフォームはこちら

参考にした情報

著者:雲居 愛(くもい あい)

株式会社シルバーとっぷ 在宅営業部 福祉用具専門相談員。千葉県生まれ。2024年シルバーとっぷ入社。趣味は読書と犬の散歩。

※本記事の情報は2026年6月時点のものです。最新情報は各関係機関の公式サイトをご確認ください。

タイトルとURLをコピーしました