シルバーとっぷで福祉用具専門相談員をしている、雲居 愛です。
「移乗の介助がとても大変で、リフトを使いたいのですが、何を準備すればいいですか?」というご相談をいただきます。結論からお伝えすると、移動用リフトを導入するには、室内環境の確認・スリング(つり具)の準備・操作の練習の3つが主な準備事項です。
準備事項① 室内の環境を確認する
床走行式のリフト(キャスターで床を移動するタイプ)を使う場合、以下の点を事前に確認しましょう。
- ベッドとリフトの間に入れるスペース:リフトのベースが入るだけのスペースが必要です。一般的に目安として幅1m・奥行き1.5m程度のスペースが必要とされます(機種によって異なります)。
- 床材:厚い畳やじゅうたんの上ではキャスターが動きにくくなります。フローリングや薄いカーペットが適しています。
- 移動経路の段差:段差がある場合はリフトの通行が難しくなります。事前に専門相談員が確認します。
準備事項② スリング(つり具)の準備
スリング(つり具)はレンタルの対象外であり、購入が必要です(出典:厚生労働省「特定福祉用具販売」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/yobokaigo/index.html )。スリングは介護保険の「特定福祉用具販売」の対象品目で、購入費用の1〜3割負担で購入できます。
スリングはご本人の体格・状態・使い方に合わせて選ぶことが重要です。誤ったスリングを使うと安全性が低下します。必ず専門相談員と一緒に選んでください。
準備事項③ 操作の練習
移動用リフトは正しい手順で操作しないと事故につながる可能性があります。納品時に専門相談員が操作方法を丁寧に説明します。また、ご家族・ヘルパーさんなど介護に関わる方全員が操作に慣れるまで練習することが大切です。
「怖くて使えない」という方もいらっしゃいますが、わたしも納品後しばらくは定期的に訪問してフォローしています。焦らず一緒に練習しましょう。
介護保険でのレンタルについて
移動用リフトは介護保険の福祉用具レンタル対象品目です。原則として要介護2以上が対象ですが、状態によって例外給付が認められる場合もあります(出典:厚生労働省「福祉用具貸与の対象品目」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/yobokaigo/index.html )。
よくあるご質問(Q&A)
Q:畳の部屋でも使えますか?
A:厚い畳の上ではキャスターが動きにくく、使用が難しい場合があります。畳の上に敷板を置くなどの工夫が必要になることがあります。専門相談員が実際の環境を確認してご提案します。
Q:ヘルパーさんも一人で操作できますか?
A:基本的には一人でも操作できますが、はじめのうちは二人で行うことで安心して練習できます。安全な操作に慣れるまでサポートします。
Q:スリングの費用はどのくらいかかりますか?
A:スリングの価格は種類によって異なりますが、目安として数千円〜1万数千円程度です。介護保険の特定福祉用具販売として自己負担1〜3割で購入できます。
まとめ
- 移動用リフト導入前に室内スペース・床材・段差の確認が必要です
- スリング(つり具)は購入が必要(介護保険の特定福祉用具販売対象)です
- 操作の練習は納品時に専門相談員が一緒に行います
- 移動用リフトは介護保険レンタル対象(原則要介護2以上)です
「リフトを使ってみたい」「移乗の介助が大変で困っている」という方は、シルバーとっぷにご相談ください。環境確認から操作の練習まで丁寧にサポートします。千葉県の介護保険レンタル・販売についてもご案内しています。
千葉県で福祉用具レンタル・介護用品をお探しなら、創業35年の株式会社シルバーとっぷへ。お気軽にご相談ください。
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※本記事の情報は2026年時点のものです。最新の制度内容は厚生労働省または各自治体にご確認ください。
雲居 愛(くもい あい)/ 株式会社シルバーとっぷ 在宅営業部 福祉用具専門相談員。千葉県生まれ。千葉県内の大学で社会福祉を学び、2024年シルバーとっぷ入社。現在は千葉市を中心にご家族のもとへ訪問し、福祉用具の選定やご相談を担当。趣味は読書と犬の散歩。
