こんにちは、シルバーとっぷの雲居 愛です。
「介護が始まったけれど、何からどこに相談すればいいのかわからない」——多くのご家族が最初に感じる戸惑いです。答えはシンプルです。まず「地域包括支援センター」に電話してみてください。この記事では、稲毛区の地域包括支援センターへの相談から、要介護認定・ケアマネージャー選定・福祉用具レンタル開始までの流れを、稲毛区ならではの情報とともにご説明します。
地域包括支援センターとは何をしてくれる場所か
地域包括支援センターは、高齢者の介護・生活・医療・権利擁護などの相談を一括して受け付ける、介護保険法に基づく公的機関です。「介護のよろず相談窓口」と思っていただければわかりやすいでしょう。費用は無料です。
地域包括支援センターには3つの専門職が配置されています。
- 主任ケアマネージャー:ケアマネ相談・居宅介護支援事業所への連絡・介護サービスの調整
- 社会福祉士:権利擁護・虐待対応・生活困窮・成年後見制度の相談
- 保健師(または看護師):健康・医療・介護予防に関する相談・訪問
「まだ介護保険を使っていない」「要介護認定を受けるかどうか迷っている」という段階でも、気軽に相談できます。
(出典:厚生労働省「地域包括支援センターの設置・運営」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/chiiki-houkatsu/index.html)
稲毛区内の担当センターの探し方
千葉市の地域包括支援センターは、中学校区を単位とした担当エリアで運営されています。稲毛区内にも複数の地域包括支援センターが設置されており、住所によって担当センターが異なります。
担当センターを調べる方法
- 千葉市公式ウェブサイト「地域包括支援センター一覧」にアクセスする
- 稲毛区を選択し、お住まいの町丁目と照合する
- 表示されたセンターに電話する
千葉市の地域包括支援センター一覧:
(出典:千葉市「地域包括支援センター」 https://www.city.chiba.jp/koufuku/koureisha/chiikifukushi/chiikihoukatsu/top.html)
「自分の住所がどのセンターの担当かわからない」という場合は、稲毛区役所高齢障害支援課(℡:043-284-6140)に問い合わせると教えていただけます。
初めて地域包括支援センターに電話するときの話し方
「何を話せばいいかわからない」という方のために、電話での話し方の例をご紹介します。
例文①:転倒後に歩行が不安定になった場合
「先日、父が自宅で転んで、それから歩くのが不安定になりました。介護保険の申請や、手すりを借りる方法を知りたいのですが、相談できますか?」
例文②:認知症が心配な場合
「最近、母が同じことを何度も聞いてきたり、財布をどこに置いたか忘れたりすることが増えました。認知症かどうか心配で。どこに相談すればいいかわからなくて電話しました。」
例文③:退院後の生活が心配な場合
「来週、父が入院先の病院から退院する予定で、自宅で介護することになりました。何を準備すればいいか、どこに頼めばいいかがわからなくて困っています。」
どれも正解です。「まだよくわからないのですが」という一言を付け加えても大丈夫です。担当者が丁寧に聞き取って、次のステップを案内してくれます。
要介護認定申請から認定結果まで|30日の間の暫定利用
地域包括支援センターに相談すると、必要に応じて要介護認定申請の手続きを代行してくれます。申請後の流れは次のとおりです。
- 認定申請(稲毛区役所または地域包括支援センターで代行)
- 認定調査員の訪問(日程調整の連絡が来ます):自宅での生活状況・心身状態を確認
- 主治医意見書の提出:かかりつけ医に依頼します
- 審査・判定:市の介護認定審査会で審査
- 認定結果通知:申請から約30日が目安
この30日間、急ぎで福祉用具が必要な場合は「暫定プラン」で先行利用が可能です。暫定プランでは、地域包括支援センターが作成する暫定ケアプラン(要支援の場合)またはケアマネージャーが作成する暫定ケアプランに基づいて、認定前からレンタルを開始できます。
ケアマネージャーの探し方|千葉市の情報公表システム
要介護1〜5の認定が出たら、居宅介護支援事業所のケアマネージャーと契約します。ケアマネージャーは自由に選べますが、初めての方は地域包括支援センターに紹介してもらうのが最も手軽です。
自分で探したい場合は「介護サービス情報公表システム(ケアサービスの公表)」を利用できます。千葉市内の居宅介護支援事業所を地図上で検索し、事業所の概要・スタッフ数・対応可能エリアなどを確認できます。
介護サービス情報公表システム(千葉県):
(出典:千葉県「介護サービス情報公表システム」 https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/12/)
認知症が心配な場合|千葉市の認知症初期集中支援チーム
稲毛区内のご家族から「親が最近物忘れが多くなって、認知症かもしれない」というご相談を受けることがあります。認知症が疑われる場合は、地域包括支援センターが「認知症初期集中支援チーム」と連携して対応できます。
千葉市では、認知症が疑われるにもかかわらず医療や介護サービスにつながっていない高齢者・家族を対象に、専門チームが自宅を訪問して初期の支援を行う「認知症初期集中支援チーム」を設置しています。
「病院に行くのを嫌がっている」「本人が認知症を認めない」という難しい状況でも、地域包括支援センターが橋渡し役になってくれます。まずはセンターに「認知症が心配なのですが」とお伝えください。
(出典:千葉市「認知症施策の推進について」 https://www.city.chiba.jp/koufuku/koureisha/chiikifukushi/ninchisho/index.html)
シルバーとっぷが稲毛区内でできること
ケアマネージャーからシルバーとっぷへのご依頼をいただいた後、わたしたちが行うのは次のステップです。
- ご自宅への訪問:身体状況・住宅環境を確認します
- 用具のご提案:複数の選択肢を示しながら、ご本人・ご家族と相談して機種を決めます
- 福祉用具貸与計画書の作成:利用目的・利用方法を書類にまとめます
- 納品・設置・使い方説明:自宅に届けて、設置と操作方法をご説明します
- 定期モニタリング訪問:少なくとも半年に1回(状況に応じてより頻繁に)訪問して状態確認・調整を行います
シルバーとっぷの本社・デポは稲毛区長沼原町にありますので、稲毛区内は特に迅速に対応できる体制を整えています。ケアマネージャーからのご相談だけでなく、ご家族からの直接のお問い合わせもお受けしています。
よくあるご質問
まとめ
- 介護が始まったら、まず「地域包括支援センター」に無料相談
- 稲毛区内の担当センターは千葉市公式サイトで住所から検索できる
- 認定申請の代行・ケアマネの紹介まで一括して対応してもらえる
- 認定前でも暫定プランで福祉用具を先行利用できる
- 認知症が心配な場合は「認知症初期集中支援チーム」との連携も可能
- シルバーとっぷのデポは稲毛区長沼原町にあり、区内は迅速な対応体制
「電話するのは緊張する」という方も多いですが、「わからなくて困っているんです」というその一言で大丈夫です。地域包括支援センターのスタッフはそのために存在しています。ぜひ遠慮なくご相談ください。
参考にした情報
- 千葉市「地域包括支援センター」 https://www.city.chiba.jp/koufuku/koureisha/chiikifukushi/chiikihoukatsu/top.html(2026年6月時点)
- 厚生労働省「地域包括支援センターの設置・運営」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/chiiki-houkatsu/index.html(2026年6月時点)
- 千葉市「認知症施策の推進」 https://www.city.chiba.jp/koufuku/koureisha/chiikifukushi/ninchisho/index.html(2026年6月時点)
雲居 愛(くもい あい)
株式会社シルバーとっぷ 在宅営業部 福祉用具専門相談員。千葉県生まれ。千葉県内の大学で社会福祉を学び、2024年シルバーとっぷ入社。趣味は読書と犬の散歩。
免責事項:本記事の情報は2026年時点のものです。最新の制度内容は厚生労働省または各自治体にご確認ください。
