こんにちは、シルバーとっぷの雲居 愛です。
「おゆみ野に住んでいますが、最近父の足腰が弱ってきました。福祉用具はどこで借りられますか?」「緑区の農家に暮らしている祖父のことが心配で相談したい」——緑区にお住まいのご家族から、このようなご相談をいただくことが増えています。
千葉市緑区は市の南端に位置し、おゆみ野ニュータウンの新興住宅地から、誉田・土気・大椎などの農村エリアまで多様な住環境が広がっています。各エリアの特性に応じた福祉用具の活用方法を知ることが、在宅介護を長続きさせる鍵です。
この記事では、緑区の地域特性と、福祉用具レンタルの始め方を詳しく解説します。
緑区の地域特性——おゆみ野と農村エリアの混在
千葉市緑区は千葉市の最南端に位置し、市原市と境を接する区です。大きく分けると以下の2つのエリアがあります。
おゆみ野ニュータウン(1990年代開発)
おゆみ野は1990年代に開発されたニュータウンで、美浜区・花見川区・若葉区の1970〜80年代のニュータウンより約10〜15年新しい地域です。エレベーター付きマンションが多く建てられており、階段問題は比較的少ないですが、入居した世帯の子どもたちが独立した今、入居世代が60〜70代に差し掛かっています。今まさに高齢化が本格化しつつある地域です。
おゆみ野の住宅は比較的新しく、バリアフリーに対応しているものも多いですが、丘陵地形のため地区内に坂道が多く、玄関アプローチの段差や勾配が問題になるケースもあります。
誉田・土気・大椎などの農村エリア
緑区南部(誉田・土気・大椎)は農村的な景観が残り、広い農家住宅に1〜2人の高齢者が暮らしているケースが多くあります。移動距離が長く、近隣との距離も物理的に離れているため、若葉区南部と同様の孤立リスク・移動問題があります。
また、緑区は千葉市の中でも公共交通が特に不便なエリアが多く、自家用車依存度が高い地域です。
(参考:千葉市「緑区役所」https://www.city.chiba.jp/midori/)
おゆみ野の住宅環境と福祉用具
おゆみ野の分譲一戸建て・マンションでの福祉用具活用で、よくご相談いただくケースをご紹介します。
玄関アプローチの段差・勾配への対応
おゆみ野の分譲戸建てでよく見られるのが、道路から玄関までのアプローチに2〜3段の階段がある住宅です。また丘陵地形のため、アプローチに勾配がついているケースもあります。
- 2〜3段の階段:置き型手すり(縦手すり)で立ち座りを補助
- 緩やかな勾配のアプローチ:滑り止め加工のスロープ(雨の日の滑り防止が重要)
- 急な勾配の場合:住宅改修工事でスロープを作ることも検討
おゆみ野の坂道と車椅子の関係
おゆみ野内には丘陵地形による坂道が多く、手動の車椅子では家族が押すのが大変な坂があります。「介護者が坂道で車椅子を押し続けるのがつらい」という場合は、電動車椅子(電動4輪)の検討や、坂道の少ないルートの検討が必要です。
農村エリアの農家住宅での介護課題
緑区南部(誉田・土気・大椎)の農家住宅では、広い敷地に高齢者1〜2人が住むケースが多くあります。
- 移動距離が長い:居室からトイレ・浴室・台所まで移動距離が長く、途中の廊下に手すりがないことが多い
- 土間・縁側の大きな段差:玄関の土間段差が20〜30cmある農家も多い
- 庭先への出入り:農作業や散歩で庭に出る方も多く、縁側への上がり下がりが危険なことがある
- 冬の冷え:広い農家住宅は暖房が効きにくく、冬の転倒リスクが高まる
緑区の相談窓口と申請手順
緑区役所 高齢障害支援課
緑区役所(千葉市緑区おゆみ野3丁目15番3号)の高齢障害支援課が要介護認定申請の主な窓口です。おゆみ野エリアは共働き世帯が多く、平日の窓口に行く時間を確保しにくい方もいらっしゃいます。そのような場合は代理申請・郵送申請も活用できます。
(参考:千葉市「緑区役所」https://www.city.chiba.jp/midori/)
地域包括支援センターへの相談
緑区にも複数の地域包括支援センターが設置されています。お住まいのエリアの担当センターを千葉市公式サイトで確認してください。
(参考:千葉市「地域包括支援センター一覧」https://www.city.chiba.jp/koufuku/kaigo/hokenjigyou/chiikihouseicenter.html)
おゆみ野の共働き世帯向け:平日手続きの乗り越え方
おゆみ野エリアには現役世代の共働き世帯が多く、「平日に区役所へ行く時間が取れない」という方も多いです。以下の方法で対応できます。
- 代理申請:地域包括支援センターか親族が代理で申請
- 郵送申請:必要書類を郵送して申請
- 土曜日対応:一部の地域包括支援センターでは土曜日の相談に対応している場合があります(要確認)
シルバーとっぷから緑区への対応
シルバーとっぷの事業所は稲毛区長沼原町にあります。緑区(おゆみ野・誉田・土気・大椎)へは車で目安として30〜45分程度でお伺いできます。急なご依頼にも可能な限り対応いたします。
緑区では訪問介護・デイサービスの事業所数が千葉市の他区と比べて少ない地域もあります。その中で福祉用具業者としてどの事業所と連携できるかは、ケアマネージャーさんと相談して確認することをお勧めします。
よくあるご質問
まとめ
- 緑区はおゆみ野の新興住宅地と農村エリアが混在する多様な地域
- おゆみ野は1990年代開発で今まさに高齢化が本格化しつつある
- おゆみ野の坂道での車椅子操作負担と玄関アプローチの段差に注意
- 農村エリアは移動距離・孤立リスク・土間段差への対応が必要
- 共働き世帯が多いおゆみ野では代理申請・郵送申請を活用する
- シルバーとっぷは緑区全域に対応
緑区の多様な住環境にきめ細かく対応するため、シルバーとっぷは現地訪問を大切にしています。まずはお電話でご状況をお聞かせください。
参考にした情報
- 千葉市「緑区役所」 https://www.city.chiba.jp/midori/(2026年6月時点)
- 千葉市「地域包括支援センター一覧」 https://www.city.chiba.jp/koufuku/kaigo/hokenjigyou/chiikihouseicenter.html(2026年6月時点)
- 厚生労働省「福祉用具貸与・特定福祉用具販売」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/yougu/index.html(2026年6月時点)
雲居 愛 / 株式会社シルバーとっぷ 福祉用具専門相談員
免責事項:本記事の情報は2026年時点のものです。最新の制度内容は厚生労働省または各自治体にご確認ください。
