こんにちは、シルバーとっぷの雲居 愛です。
「要介護認定が取れたので、介護ベッドと車椅子を借りたい。でも何をどう選べばいいかわからない」——中央区の在宅介護を始めたご家族からよくいただくご相談です。介護ベッドと車椅子は、在宅介護で最も多く利用される福祉用具のふたつです。この記事では、中央区の住環境に合わせた選び方と手続きの流れを詳しく解説します。
介護ベッド・車椅子レンタルの介護保険上の条件
介護ベッド(特殊寝台)と車椅子は、どちらも「要介護2以上の方が原則対象」の介護保険貸与品目です。要支援1・2および要介護1の方は原則として対象外ですが、疾患等による例外給付が認められる場合があります。
例外給付が認められる主な状況(目安として):
– 脳梗塞・パーキンソン病・関節リウマチなどで移動能力が著しく低下している
– 医師が書面で必要性を認めている
– 認定結果よりも実際の状態が重い(調査時と現在の状態に乖離がある)
(出典:厚生労働省「福祉用具貸与・特定福祉用具販売」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/yougu/index.html)
高層マンションへの介護ベッド搬入|エレベーターと通路の確認
千葉中央・本千葉・千葉みなとエリアには、1990〜2000年代に建てられた高層マンションが多くあります。これらのマンションへ介護ベッドを搬入する際に注意すべき点をご説明します。
介護ベッド(特殊寝台)は、通常フレームを分解した状態で搬入します。分解したパーツの中で最も大きい「ヘッドボード」や「サイドフレーム」は、長さが200cm前後になることがあります。エレベーターのかごに収まるかどうかは、かごの奥行き(長辺)が基準になります。
エレベーター搬入の目安
- かご奥行き150cm以上:分解搬入が余裕でできる
- かご奥行き130〜150cm:斜め向きに入れる工夫が必要な場合あり
- かご奥行き130cm未満:事前相談・追加確認が必要
設置場所となる居室のドア幅も重要です。65cm以下の場合はスリムタイプのベッドフレームを検討します。わたしはマンション訪問の際、必ずメジャーを持参してエレベーターのかごと玄関・廊下を計測しています。
中央区での車椅子選び|千葉駅・千葉中央駅周辺の使用環境
中央区での車椅子使用では、千葉駅・千葉中央駅・本千葉駅周辺の環境を考慮した機種選定が役立ちます。
千葉駅周辺はバリアフリー整備が比較的進んでいますが、旧来の商店街エリアや路地には段差が残っている箇所もあります。デイサービスへの通いや外来通院のために車椅子を使う場合、次の点を考慮します。
- 自走できるか介助が必要か:上肢に力がある方は自走式、介助が必要な方は介助式(コンパクト型)
- 折りたたみのしやすさ:自家用車での移動が多い場合は折りたたみやすいタイプ
- 座面の素材・クッション:長時間座る場合は褥瘡予防クッションとの組み合わせが有効
- フットレスト・アームレストの調整:移乗のしやすさに影響する
訪問介護・デイサービスと組み合わせた福祉用具計画
介護保険の福祉用具レンタルは、他の介護サービスと組み合わせることで効果が高まります。中央区での在宅介護でよく見られる組み合わせ例をご紹介します。
- 介護ベッド+訪問介護:ヘルパーさんが自宅に来る際、ベッドの高さ調整機能で介助者の腰への負担が大幅に減ります。
- 車椅子+デイサービス:デイサービスへの送迎時に施設の車椅子を使うケースもありますが、自宅用の車椅子があることで移乗がスムーズになります。
- 介護ベッド+訪問看護:訪問看護師が褥瘡ケアや服薬管理を行う際、ベッド高さ調整が作業を楽にします。
ケアマネージャーが全体のケアプランを調整しますので、「こういう生活がしたい」という希望をできるだけ具体的に伝えてください。
搬入前確認チェックリスト
中央区にかかわらず、介護ベッド・車椅子搬入前に確認しておきたい項目です。
マンション居住の場合
- □ エレベーターかご内の奥行き・幅
- □ エレベーターの扉(開口部)の幅
- □ 共用廊下の幅
- □ 玄関ドアの有効幅
- □ 居室入口のドア幅と開き方向
- □ 搬入口・搬入可能時間の確認(管理組合ルール)
- □ 搬入車の駐車スペース
戸建て住宅の場合
- □ 玄関アプローチの段差・路地の幅
- □ 廊下幅(75cm以上が目安)
- □ 居室のドア幅と開き方向
- □ 2階使用の場合は階段幅・踊り場
- □ 和室に設置する場合の畳保護の有無
わたしたちが訪問時にリストを持参して確認しますが、事前に上記をご確認いただけると当日の手配がスムーズです。
よくあるご質問
まとめ
- 介護ベッド・車椅子は原則として要介護2以上が対象(例外給付あり)
- 高層マンションはエレベーターかごサイズの事前確認が必須
- 中央区の旧市街地は廊下幅・路地幅の搬入経路確認が重要
- 訪問介護・デイサービスとの組み合わせで介護効果が高まる
- 搬入前チェックリストで事前確認しておくとスムーズ
- 費用が心配な場合は機種・要介護度・自己負担割合を確認してから決定
「介護ベッドと車椅子のどちらを先に借りればいいか」という場合も、わたしが身体状況と生活環境を確認してご提案します。中央区でも安心してお任せください。
参考にした情報
- 厚生労働省「福祉用具貸与・特定福祉用具販売」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/yougu/index.html(2026年6月時点)
- 千葉市「地域包括支援センター」 https://www.city.chiba.jp/koufuku/koureisha/chiikifukushi/chiikihoukatsu/top.html(2026年6月時点)
- 厚生労働省「介護保険制度の概要」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000213177.html(2026年6月時点)
雲居 愛(くもい あい)
株式会社シルバーとっぷ 在宅営業部 福祉用具専門相談員。千葉県生まれ。千葉県内の大学で社会福祉を学び、2024年シルバーとっぷ入社。趣味は読書と犬の散歩。
免責事項:本記事の情報は2026年時点のものです。最新の制度内容は厚生労働省または各自治体にご確認ください。
