こんにちは、シルバーとっぷの雲居 愛です!
「そろそろ施設に入れるべきか、このまま在宅を続けるべきか……」——ご家族からよく聞かれるご相談のひとつです。
在宅介護と施設入居、どちらが「正解」というわけではありません。ご本人の状態・ご家族の状況・経済的な条件・ご本人の希望、この4つの軸を総合的に考えることが大切です。
この記事では、千葉市での在宅介護継続か施設入居かを考えるための判断軸を整理し、それぞれのメリット・デメリット、施設入居を検討すべきサインをご紹介します。
在宅介護と施設入居:基本的な違い
在宅介護とは、住み慣れた自宅で介護保険の各種サービス(訪問介護・デイサービス・福祉用具レンタルなど)を組み合わせながら生活を続けることです。
施設入居とは、特別養護老人ホーム(特養)・有料老人ホーム・グループホームなど、介護サービスが一体となった居住施設に移り住むことです。
(出典:厚生労働省「介護保険制度の概要」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000213177.html)
| 比較項目 | 在宅介護 | 施設入居 |
|---|---|---|
| 生活の場所 | 住み慣れた自宅 | 施設(共同生活) |
| 介護の担い手 | 家族+介護サービス事業者 | 施設スタッフが中心 |
| 費用(月額目安) | 介護サービス費用のみ(住居費は別途) | 施設費用+食費+居住費(月8〜30万円超) |
| 本人の自由度 | 高い(生活スタイルを維持しやすい) | 集団生活ルールに沿う必要あり |
| 医療対応 | 訪問診療・訪問看護で対応 | 施設によって看護師常駐など対応強化 |
| 家族の介護負担 | 比較的大きい | 訪問・面会以外の直接介護は少ない |
4つの判断軸で考える
軸①:医療依存度
在宅での医療対応が難しくなったとき、施設入居が現実的な選択肢となります。千葉市では訪問診療・訪問看護のサービスも充実してきていますが、以下のような状態になると在宅継続が難しくなることがあります。
- 気管切開・人工呼吸器など高度な医療管理が必要になった
- 褥瘡(とこずれ)が重篤で毎日の医療処置が必要になった
- 点滴や中心静脈栄養が継続的に必要になった
軸②:介護者の負担
在宅介護を続けるためには、家族が継続的に介護できる体制があることが前提です。介護者自身の健康・就労状況・精神的余裕が限界に近づいているときは、施設入居を真剣に検討すべきタイミングです。
- 主介護者が体調を崩している
- 介護者が高齢で「老老介護」状態になっている
- 夜間の介護で慢性的な睡眠不足が続いている
軸③:経済的側面
在宅介護と施設入居の費用を比較することも重要です。
在宅介護では、介護サービス費用(介護保険の1〜3割負担)+住宅改修費用(自己負担)が主な出費です。施設入居では居住費・食費・施設利用料がかかりますが、所得が低い場合は「補足給付」制度で食費・居住費の負担が軽減されます。
(出典:千葉市「介護保険の負担限度額認定(補足給付)について」 https://www.city.chiba.jp/chojufukushi/kaigo/kaigohoken/futan-gentei.html)
軸④:本人の希望
「自宅で最期まで暮らしたい」という希望は最大限尊重されるべきです。一方で、認知症が進んで判断能力が低下している場合には、ご本人の以前の意思やご家族・ケアマネージャーとの相談が重要になります。
本人が施設生活に馴染みやすいタイプかどうか(集団生活が苦手でないか、新しい人間関係に順応できそうかなど)を見極めることも参考になります。
施設入居を検討すべきサインリスト
以下の項目に複数当てはまる場合は、施設入居を真剣に検討するタイミングかもしれません。
施設入居を検討すべきサインチェックリスト
- □ 主介護者が体調不良・精神的に限界を感じている
- □ 夜間の介護が毎日必要になっている
- □ 認知症の周辺症状(暴言・暴力・夜間徘徊)で家族が疲弊している
- □ 本人が自宅での転倒を繰り返している
- □ 要介護4〜5で24時間体制のケアが必要な状態
- □ 医療的処置の頻度・難度が上がっている
- □ 単身または老老介護でサポートする人が周囲にいない
- □ 本人が施設生活に関心や希望を示している
千葉市内の主な施設の種類
| 施設種類 | 特徴 | 入居要件 |
|---|---|---|
| 特別養護老人ホーム(特養) | 公的施設。費用が比較的低い。待機者が多い | 要介護3以上(原則) |
| 介護老人保健施設(老健) | リハビリ機能あり。在宅復帰を目指す施設 | 要介護1以上 |
| 介護付き有料老人ホーム | 24時間介護スタッフ常駐。費用は高め | 施設により異なる |
| 住宅型有料老人ホーム | 外部の介護サービスを利用する形態 | 施設により異なる |
| グループホーム | 認知症の方対象の少人数共同生活 | 要支援2以上かつ認知症診断 |
| サービス付き高齢者向け住宅(サ高住) | 賃貸住宅に安否確認・生活相談が付いた形態 | 60歳以上または要介護・要支援 |
(出典:千葉市「高齢者施設・住まいのご案内」 https://www.city.chiba.jp/chojufukushi/kaigo/shisetsu/index.html)
在宅介護を長続きさせる福祉用具の活用
「もう少し在宅を続けたいけれど、介護負担が大きい」という方に向けて、福祉用具で解決できることも多くあります。
- 介護ベッド(特殊寝台):起き上がり・立ち上がりを電動でサポートし、夜間の抱き起こし介護を軽減
- 自動体位変換マット:夜中の寝返り介助が不要になり、介護者の睡眠を確保
- 移動用リフト:入浴・移乗の重労働を機械でサポートし、腰への負担を大幅に軽減
- スロープ・手すり:転倒リスクを下げ、本人の自立を助ける
- 徘徊感知機器:認知症の夜間見守りを機器でカバーし、介護者の精神的負担を軽減
福祉用具の活用で在宅継続の可能性が広がることは珍しくありません。まずはご相談ください。
よくあるご質問
参考にした情報
- 厚生労働省「介護保険制度の概要」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000213177.html (2026年5月時点)
- 千葉市「高齢者施設・住まいのご案内」 https://www.city.chiba.jp/chojufukushi/kaigo/shisetsu/index.html (2026年5月時点)
- 千葉市「介護保険の負担限度額認定(補足給付)について」 https://www.city.chiba.jp/chojufukushi/kaigo/kaigohoken/futan-gentei.html (2026年5月時点)
まとめ
- 在宅か施設かは①医療依存度②介護者負担③経済的側面④本人の希望の4軸で考える
- 施設入居を検討すべきサインを早めに把握しておくことが大切
- 千葉市には特養・老健・有料老人ホーム・グループホーム・サ高住など多様な選択肢がある
- 福祉用具の活用で在宅継続の可能性が広がることも多い
- 迷ったらまずケアマネージャーか地域包括支援センターへ相談
在宅介護を続けながら「もっと楽になれないか」とお悩みの方は、ぜひシルバーとっぷにご相談ください。千葉市全区への対応実績と35年の経験をもとに、ご家族に合った福祉用具・サービスをご提案します。
在宅介護の継続についてお悩みなら、千葉県で35年の実績を持つ株式会社シルバーとっぷへご相談ください。
お問い合わせ・無料相談はこちら
※本記事の情報は2026年時点のものです。施設の入居条件・費用・空き状況は変動します。最新情報は各施設・千葉市・ケアマネージャーにご確認ください。
