松戸市・常盤平団地の在宅介護|高齢化率50%超の公団団地で孤独死ゼロを目指しながら福祉用具を使う

こんにちは、シルバーとっぷの雲居 愛です。

松戸市の常盤平団地は、1960年代に日本住宅公団が建設した大規模団地群のひとつです。かつて17,000人以上が暮らした活気ある住宅地が、今は高齢化率50%超の地区もある「高齢者の集住地」になっています。しかしこの団地は、孤独死防止の先進的な取り組み「孤独死ゼロ作戦」の発祥地としても全国的に知られており、地域のつながりと在宅介護を大切にする文化が根付いています。この記事では、常盤平団地での在宅介護と福祉用具レンタルについてお伝えします。

常盤平団地の現状——かつての大家族団地が高齢者の集住地に

常盤平団地(松戸市常盤平・五香地区)は1960年代に日本住宅公団が建設した大規模団地群です。ピーク時17,000人以上が居住していましたが、現在は8,000人を下回り、高齢化率は50%超の地区もあります。かつて子育てで賑わった団地が、60年を経て「高齢者の集住地」になった——この変化は、日本の郊外団地が直面している課題を象徴しています。
(出典:東洋経済ONLINE・健康長寿ネット等の資料を参考)

「孤独死ゼロ作戦」——常盤平団地発の全国モデル

2001年春、常盤平団地内で死後3年が経過した白骨遺体が発見されたことをきっかけに、常盤平団地自治会・団地社協・民生委員の3者が連携した「孤独死ゼロ作戦」が始まりました。毎朝のあいさつ運動・居室への声かけ・定期的な居室訪問など、地域のつながりを活かした孤立防止の取り組みです。

この取り組みは全国の団地・自治体に広まり、高齢者の孤立防止の先進モデルとして今も注目されています。福祉用具専門相談員の定期的なモニタリング訪問は、こうした地域の見守り活動と連携することができます。「毎月来てくれる専門相談員がいると、家族も安心できる」とおっしゃっていたご家族の言葉が印象に残っています。

エレベーターなし5階建て——常盤平団地の最大の課題

常盤平団地はエレベーターのない5階建て(中層)が多く、上層階に住む高齢者が膝・腰の痛みで階段の昇降が困難になるケースが非常に多いです。「4階の部屋からゴミ捨てに行くだけでも一仕事」という声を何度も聞きました。

こうした環境では、シルバーカー(歩行車)・歩行器・杖の選び方が特に重要です。段差のある階段を使う場合には杖が有効ですが、共用廊下・外出時にはシルバーカーや歩行器が体重を支えながら歩く助けになります。また介護ベッドを導入することで、ベッドからの立ち上がり動作を楽にし、階段に向かうまでのエネルギーを温存することもできます。

搬入については、シルバーとっぷのスタッフが階段を使って大型の介護ベッドフレームやマットレスを搬入します。エレベーターなし5階でも対応しています(事前にご相談いただくとスムーズです)。

UR賃貸団地で使える福祉用具——工事不要の選択肢

常盤平団地はUR都市機構(旧日本住宅公団)の賃貸住宅です。UR賃貸住宅では一般的に壁面への釘打ち・ビス止めなどの工事が制限されています。しかし福祉用具レンタルの品目には、工事不要で使える用具が多数あります。

  • 突っ張り式手すり:天井と床を突っ張り棒のように固定します。壁に穴を開けません。
  • 置き型手すり:床に置くだけで安定する手すり。トイレ・ベッド周辺に最適。
  • スロープ(携帯用):玄関の段差・共用廊下の段差を解消します。
  • 歩行器・シルバーカー:室内・共用廊下・外出時に使えます。
  • 特殊寝台(介護ベッド):壁に固定不要。要介護2以上が対象です。

「賃貸だから手すりはつけられない」とあきらめてしまう前に、ぜひご相談ください。
(出典:厚生労働省「福祉用具貸与・特定福祉用具販売」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/yougu/index.html

松戸市全体の在宅介護体制

松戸市立総合医療センター(松戸市千駄堀)は市内医療の中心として機能しており、退院後の在宅介護移行においてもMSW(医療ソーシャルワーカー)が連携しています。また松戸市は在宅医療・介護連携が進んでいる自治体のひとつで、「まつど医療と介護の連携推進センター」(まつどMIC)が在宅療養の相談窓口として機能しています(詳細は市公式サイトでご確認ください)。

常盤平団地内での在宅介護も、松戸市のこうした体制を活用しながら進めることができます。シルバーとっぷは松戸市内全域(常盤平団地含む)への配達に対応しています。

常盤平団地で福祉用具レンタルを始める手順

  1. 申請:松戸市役所(健康福祉部 介護保険課)または地域包括支援センターへ。
  2. 認定調査:自宅(団地の部屋)への訪問調査があります。
  3. ケアプラン作成・福祉用具レンタル開始

(出典:厚生労働省「介護保険制度の概要」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000213177.html

よくあるご質問(常盤平団地編)

Q
エレベーターなし5階の団地でも配達・設置してもらえますか?
A
対応しています。大型の介護ベッドでも階段を使って搬入します。ただし搬入に時間がかかる場合があります。事前にお知らせいただけるとスムーズに対応できます。
Q
URの賃貸団地に手すりを付けられますか?
A
壁に穴を開けずに使える突っ張り式手すり・置き型手すりがあります。これらは介護保険のレンタル対象で、工事不要です。賃貸でも問題なく使えます。
Q
常盤平団地の孤独死防止活動と福祉用具は関係ありますか?
A
大いに関係しています。シルバーとっぷの専門相談員が月1回以上のモニタリング訪問を行うことで、孤独死ゼロ作戦の見守り活動と連携した「在宅での見守り」が強化されます。
Q
松戸市の要介護認定はどこで申請しますか?
A
松戸市役所(健康福祉部 介護保険課)または地域包括支援センターで申請できます。常盤平団地周辺の担当センターについては松戸市公式サイトでご確認ください。
Q
独居高齢者でも使える福祉用具はありますか?
A
はい、手すり・歩行器・シルバーカーなど、独居の方が一人で安全に生活するための福祉用具が多数あります。認知症のある方には、徘徊感知機器(要介護2以上)が見守りに役立ちます。

まとめ

  • 常盤平団地はかつてのファミリー団地が高齢化率50%超の高齢者集住地に変化
  • 「孤独死ゼロ作戦」の発祥地として地域のつながりを大切にする文化がある
  • エレベーターなし5階でも介護ベッドの搬入・設置に対応
  • UR賃貸でも工事不要の突っ張り式・置き型手すりが使える
  • 専門相談員の定期訪問と地域の見守り活動の連携が在宅介護の質を高める
  • シルバーとっぷは松戸市内全域(常盤平団地含む)への配達対応

常盤平団地での在宅介護に関するご相談、どうぞわたしたちにお声がけください。

松戸市・常盤平団地で福祉用具のご相談はシルバーとっぷへ

千葉県全域対応・創業38年。エレベーターなし5階でも対応します。

☎ 0120-605-409(受付時間:平日9:00〜18:00)

お問い合わせフォームはこちら

参考にした情報

著者プロフィール

雲居 愛(くもい あい)/株式会社シルバーとっぷ 在宅営業部 福祉用具専門相談員。千葉県生まれ。2024年シルバーとっぷ入社。

※本記事の情報は2026年6月時点のものです。最新情報は各自治体・関係機関にご確認ください。

タイトルとURLをコピーしました