こんにちは、シルバーとっぷの雲居 愛です!
「デイサービスを開業したい」という相談を、介護事業者や新規参入を考える方からいただくことがあります。デイサービス(通所介護)は介護保険サービスの中でも需要が高く、地域に密着した事業として多くの方が運営しています。
一方で、開業するには指定申請・人員配置・設備基準など、クリアすべきポイントが多くあります。この記事では、千葉県でデイサービスを開業する際に知っておきたい流れと準備事項を整理してご紹介します。
デイサービス開業までの流れ
デイサービスを開業するには、都道府県または市区町村(政令市・中核市)から指定(許可)を受ける必要があります。おおよその流れは次のとおりです。
- 事業計画の立案:利用定員・サービス内容・立地・資金計画を検討する
- 法人設立:介護保険事業者は法人格が必要(株式会社・NPO法人・一般社団法人など)
- 物件の確保:設備基準を満たす物件を探す・改修計画を立てる
- 人員の採用・確保:管理者・生活相談員・機能訓練指導員・看護職員・介護職員・送迎運転者を確保
- 指定申請書類の準備:事業計画書・平面図・人員体制表などを作成
- 指定申請の提出:千葉県または千葉市の窓口に申請(申請受付から指定まで通常1〜3カ月程度)
- 指定取得・開業準備:備品の搬入・利用者の受け入れ準備
- 開業・サービス開始
「指定申請は書類量が多く、不備があると再提出を求められることもあります。余裕を持ったスケジュールで動くことをおすすめします。」
(出典:厚生労働省「介護保険制度の概要」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000213177.html)
人員配置基準
デイサービスには国が定めた人員配置基準があります。主な基準は次のとおりです(通常規模型を想定)。
| 職種 | 配置基準の目安 |
|---|---|
| 管理者 | 1名(常勤) |
| 生活相談員 | 利用者15名に対して1名以上(サービス提供時間中) |
| 看護職員 | 利用者10名に対して1名以上(単位ごと) |
| 介護職員 | 利用者15名に対して1名以上(サービス提供時間中) |
| 機能訓練指導員 | 1名以上(兼務可) |
※基準は規模・地域によって異なる場合があります。必ず申請窓口で最新情報を確認してください。
設備基準
デイサービスの設備基準の主なポイントは次のとおりです。
- 食堂・機能訓練室:利用定員×3平方メートル以上の広さが必要
- 静養室:利用者が休憩できる部屋
- 相談室:プライバシーが確保されていること
- トイレ:利用者が使いやすい構造(手すり設置など)
- 消火設備・非常口:消防法に基づく設備
- 送迎用駐車場:送迎車が停車できるスペース
「物件選びの段階で設備基準を確認しておくことが大切です。後から大規模改修が必要になるケースもあります。」
必要備品リスト
デイサービスの開業に必要な主な備品を種類別にまとめました。
送迎関連
- 送迎車(福祉車両・スロープ車・リフト車)
- 車椅子固定装置(車内用)
- 名簿・連絡帳など事務用品
機能訓練・リハビリ機器
- 平行棒・歩行器
- バランスボード・運動マット
- 自転車エルゴメーター(エアロバイク)
- 握力計・体組成計
- ストレッチポール・セラバンド
入浴関連(入浴サービスを行う場合)
- 浴槽(機械浴・特浴対応機器)
- シャワーチェア・浴室用手すり
- バスタオル・着替え用品
食事・食堂関連
- テーブル・椅子(高さ調整可能なもの)
- 食器・トレー
- 配膳カート
- 電子レンジ・給湯器
安全管理・見守り関連
- 離床センサー・転倒防止マット
- AED(自動体外式除細動器)
- 車椅子・歩行器(施設内移動用)
- 監視カメラ(プライバシーへの配慮が必要)
事務・記録関連
- 介護ソフト・記録システム(ICT化対応)
- パソコン・プリンター・FAX
- 保険証確認・請求書作成用書類
備品の選定については、開業前に専門の相談員に実際の使い勝手を確認してもらうと、利用者にとってより使いやすい環境が作れます。シルバーとっぷでは、開業時の備品選定についてもご相談をお受けしています。
千葉県・千葉市の申請窓口
指定申請の窓口は、事業所の所在地によって異なります。
- 千葉市内:千葉市(政令市のため市が指定権限を持つ)の介護保険担当課
- 千葉市以外の千葉県内市町村:千葉県の担当窓口(千葉県健康福祉部高齢者福祉課など)
申請前には必ず事前相談を行い、必要書類の一覧・提出方法・スケジュールを確認してください。千葉県や千葉市の公式ウェブサイトにも申請書類のひな形や手引きが掲載されています。
(出典:千葉県公式ウェブサイト https://www.pref.chiba.lg.jp/)
開業後の運営サポート
開業後も、備品の追加・交換・メンテナンスが必要になる場面は多くあります。また、利用者の体状の変化に合わせた福祉用具の見直しも定期的に行うことが大切です。
シルバーとっぷでは、デイサービス・介護施設向けに福祉用具の一括選定・納品・アフターサポートを行っています。「開業時にまとめて揃えたい」「既存の設備を見直したい」という事業者の方からのご相談もお気軽にどうぞ。
よくあるご質問
参考にした情報
- 厚生労働省「介護保険制度の概要」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000213177.html (2026年5月時点)
- 厚生労働省「高齢者の介護」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/index.html (2026年5月時点)
- 千葉県公式ウェブサイト https://www.pref.chiba.lg.jp/ (2026年5月時点)
まとめ
- デイサービス開業には法人格取得→物件・人員確保→指定申請の流れが必要
- 人員配置・設備基準は国が定めており、基準未満では指定を受けられない
- 必要備品は送迎車・機能訓練機器・浴槽・安全管理機器・事務システムなど多岐にわたる
- 申請窓口は千葉市内は千葉市、それ以外は千葉県の担当窓口
- 開業前に事前相談を必ず行い、スケジュールに余裕を持って進める
「備品選定や施設づくりについてアドバイスが欲しい」という事業者の方は、シルバーとっぷにお気軽にご相談ください。千葉県内の開業・運営を福祉用具の視点からサポートします。
デイサービス開業時の備品選定・施設環境整備はシルバーとっぷへ。千葉県内の事業者様からのご相談を歓迎します。
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※本記事の情報は2026年時点のものです。指定基準・申請手続きの最新情報は千葉県・千葉市の担当窓口にご確認ください。
