こんにちは、シルバーとっぷの雲居 愛です!
「ケアマネージャーを選ぶと言われても、何を基準にすれば良いのかわからない」——そんなご相談は意外と多いです。要介護認定を受けてから担当ケアマネが決まるまでの間、多くの方が戸惑われます。
ケアマネージャーは介護生活の「司令塔」ともいえる存在です。合う・合わないは自然に生まれるものですし、合わない場合は変更することも権利として認められています。この記事では、ケアマネ選びのポイントから変更方法まで丁寧に解説します。
ケアマネージャーの役割を理解する
ケアマネージャー(介護支援専門員)は、介護保険サービス全体を調整・コーディネートする専門家です。主な業務は次のとおりです。
- ケアプラン(居宅サービス計画)の作成:本人・家族の希望をもとに、利用するサービスの種類・頻度・目標を計画する
- サービス事業所との連絡調整:ヘルパー・デイサービス・福祉用具事業者などへの手配・連絡を行う
- 定期的なモニタリング:月1回以上の訪問や連絡で利用状況を確認・計画を見直す
- 関係機関との連携:医療機関・行政・地域の支援機関と橋渡しをする
利用料金はケアプラン作成費として介護保険から全額給付されるため、利用者の自己負担は原則ゼロです。
(出典:厚生労働省「介護保険制度の概要」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000213177.html)
居宅介護支援事業所の探し方
ケアマネージャーは、居宅介護支援事業所に所属しています。主な探し方は次のとおりです。
- 地域包括支援センターに紹介してもらう:地域の事業所リストを案内してもらえます。最も一般的な方法です。
- 「介護サービス情報公表システム」で検索する:厚生労働省が運営するウェブサイトで、地域の事業所を検索できます。
- 知人・家族の紹介:同じ地域で介護をしている方の口コミも参考になります。
- 病院のソーシャルワーカーに相談する:退院後に介護が必要になる場合は、病院のMSW(医療ソーシャルワーカー)が紹介してくれることがあります。
「最初は地域包括支援センターに相談するのがいちばんスムーズだと思います。地域の実情を知っているスタッフが、状況に合った事業所を案内してくれることが多いです。」
ケアマネ選びのチェックポイント
実際にケアマネージャーと話してみて、以下のポイントを確認してみてください。
コミュニケーション面
- 説明がわかりやすいか、専門用語を多用しないか
- こちらの話をきちんと聞いてくれるか
- 疑問や不安に丁寧に答えてくれるか
- 連絡が取りやすいか(電話・メール対応の速さ)
専門性・経験面
- 担当している利用者の件数(目安として1人35件程度が適切とされています)
- 病気・障害に関する知識があるか(特定の疾患がある場合は経験があるか)
- 地域の介護サービスや施設に詳しいか
姿勢・方針面
- 本人・家族の希望を尊重してくれるか
- 特定のサービスや事業所に誘導しようとしていないか
- 中立的な立場でアドバイスしてくれるか
わたしが担当させていただくご家族と話す中で、「ケアマネさんが話しやすくて、何でも相談できる」という声と、「あまり会いに来ない」「こちらの希望を聞いてくれない」という声の両方をお聞きします。最初の段階で合う方を見つけることが理想ですが、実際に関わってみないとわからない部分もあります。
相性が合わない時の変更手順
ケアマネージャーはいつでも変更できる権利があります。「変更したら申し訳ない」と思う方もいますが、介護保険制度において変更は利用者の権利として認められています。
変更の手順:
- 新しい居宅介護支援事業所を探す:地域包括支援センターや紹介で候補を探します。
- 新しい事業所に連絡・面談する:担当ケアマネとなる方と話し、引き受けてもらえるか確認します。
- 現在の事業所に変更の意思を伝える:「変更したい」とだけ伝えれば理由は詳しく説明しなくてもかまいません。
- 書類・引き継ぎを行う:現在の事業所が新しい事業所に情報を引き継ぎます(通常、利用者が直接動く必要はありません)。
- 新しい担当ケアマネとの契約:新しい居宅介護支援事業所と契約します。
「変更を申し出ることに後ろめたさを感じる方もいますが、合わないと感じたまま続けることの方が、長い目で見てデメリットが大きいです。遠慮なく変更を検討してください。」
良好な関係づくりのコツ
ケアマネージャーとの良好な関係は、介護の質を左右します。以下のことを意識すると関係がうまくいきやすいです。
- 希望・不満は遠慮なく伝える:「こんなことを言って嫌われたら」と思わず、率直に伝えることが信頼関係の基礎になります。
- 変化があれば早めに連絡する:体調の変化・家族の状況変化などは早めに報告することで、迅速な対応につながります。
- 記録を残す:ケアマネージャーとのやり取り・決めたことはメモしておくと、後から確認しやすくなります。
- 家族の窓口を一本化する:ケアマネへの連絡窓口を家族の中で1人に決めておくと、情報が混乱しにくくなります。
よくあるご質問
参考にした情報
- 厚生労働省「介護保険制度の概要」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000213177.html (2026年5月時点)
- 厚生労働省「高齢者の介護」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/index.html (2026年5月時点)
- 千葉県公式ウェブサイト https://www.pref.chiba.lg.jp/ (2026年5月時点)
まとめ
- ケアマネージャーは介護保険のコーディネーターで、ケアプランの作成・サービス調整を担う
- 探し方は地域包括支援センターへの相談が最もスムーズ
- 選ぶポイントは「話しやすさ・連絡のしやすさ・中立性」
- 合わないと感じたら変更は権利として認められている
- 良好な関係のコツは早めの連絡・希望の明確化・連絡窓口の一本化
「ケアマネさんとのやり取りに悩んでいる」「担当が変わって不安」という方も、まずは地域包括支援センターや担当ケアマネに相談してみてください。シルバーとっぷでも、千葉県内の福祉用具についてケアマネさんと連携しながら対応していますので、お気軽にご相談ください。
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※本記事の情報は2026年時点のものです。最新の制度内容は厚生労働省または各自治体にご確認ください。
