こんにちは、シルバーとっぷの雲居 愛です。
「介護が続いて疲れてきた。でもショートステイを使ったら、自宅の福祉用具はどうなるの?」——こうした疑問を持つご家族は少なくありません。
ショートステイ(短期入所)は、介護者が「休める時間」をつくるための制度であり、在宅介護を長く続けるうえでとても重要なサービスです。この記事では、千葉市でショートステイを活用する際の福祉用具との連携方法と、帰宅後の確認ポイントを詳しく解説します。
ショートステイとは?千葉市での活用方法
ショートステイ(短期入所生活介護・短期入所療養介護)とは、介護老人福祉施設(特養)や介護老人保健施設(老健)などに一時的に入所して介護を受けるサービスです。
主な利用目的は以下の通りです。
- 介護者の休息(レスパイト):介護疲れを回復する時間を確保する
- 冠婚葬祭・旅行などへの対応:家族行事の際にご本人を安全に預ける
- 介護者の病気・入院時の緊急対応:家族が急に介護できなくなった際の緊急利用
千葉市内のショートステイ施設は介護サービス情報公表システムで検索できます。
(出典:千葉県介護サービス情報公表センター https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/12/)
ショートステイ中の在宅福祉用具の扱い
「ショートステイ中は自宅にいないから、レンタルを一時停止できないか」というご質問をよく受けます。
結論から言うと、基本的にはレンタルを継続したままにすることをお勧めします。理由は以下の通りです。
- 帰宅後すぐに用具が使える:ショートステイから戻ったその日から福祉用具が使える状態が保たれます。
- 再設置の手間がかかる:一時返却すると再度設置に時間がかかり、帰宅後の安全が確保できない期間が生じます。
- コスト的にも大きな差はない:月額レンタル料に対してショートステイ期間が数日〜1週間程度であれば、解約・再設置のコストのほうが高くなることが多いです。
ショートステイ中は施設の福祉用具を使用しますが、帰宅後は自宅のレンタル用具に戻ります。
ショートステイ後の「自宅の用具と体の状態が合っているか」確認の重要性
ショートステイから帰宅した際に、自宅の福祉用具が「その時点の体の状態」と合っているかを確認することは非常に重要です。
ショートステイ中に状態が変化することがあります。たとえば:
- 施設で転倒して、以前より歩行が不安定になった
- 心身状態が改善して、以前より自立度が上がった
- 認知症の症状が進み、操作が難しくなった
帰宅直後の確認ポイントを以下にまとめます。
- ベッドの高さは今の体の状態に合っているか
- 手すりの位置・高さは立ち上がりやすいか
- 車椅子のブレーキ・フットレストの操作ができるか
- 歩行器・歩行補助つえのサイズ・グリップは合っているか
シルバーとっぷでは、ショートステイ後のご要望にも迅速に対応しています。「帰ってきたら状態が変わっていた」という場合はお気軽にご連絡ください。
ショートステイ中に「自宅の環境整備」を行う絶好のチャンス
ショートステイ中にご本人が不在の間は、自宅の環境整備を行うベストなタイミングです。
- 手すりの追加・位置の変更
- 段差解消スロープの設置
- 介護ベッドの搬入・設置
- 不要な家具の移動・通路の確保
ご本人がいる状態では搬入・設置作業が難しい場合も多く、ショートステイ中を活用することでスムーズに環境整備ができます。シルバーとっぷへのご連絡は、ショートステイが始まった直後にいただくと、帰宅日に合わせて設置完了できます。
認知症高齢者の帰宅後の混乱を防ぐために
認知症がある方がショートステイから帰宅した後に「自宅の環境が変わっている」と混乱することがあります。
家具の配置や用具の位置を大幅に変えた場合、慣れた環境との違いに戸惑ってしまうことがあります。特に認知症の方は空間認識・記憶の変化に敏感です。
環境整備の際は「動線や使い勝手を改善しながらも、目立つ変化は最小限にする」ことを意識してください。「あそこにあった椅子がない」という細かな変化でも混乱の原因になることがあります。
老老介護世帯での定期的ショートステイ計画の重要性
老老介護をしている高齢の介護者にとって、ショートステイは「休める見通し」を持てるという心理的な効果があります。
「来月○日から○日は施設に行ってくれる」という予定があることで、介護者は「その日まで頑張ろう」と気持ちの区切りをつけることができます。
月に1〜2回程度のショートステイを定期的に計画することで、介護者のバーンアウト(燃え尽き症候群)を予防できます。ケアマネに「定期的なショートステイを計画に入れてほしい」と伝えることをお勧めします。
よくあるご質問
まとめ
- ショートステイ中も在宅の福祉用具は基本的に維持(レンタル継続)がお勧め
- 帰宅後の用具と体の状態の確認が非常に重要
- ショートステイ中は自宅の環境整備のチャンスとして活用できる
- 認知症の方には環境の大幅な変更を避け、混乱を防ぐ配慮が必要
- 定期的なショートステイ計画が老老介護の「共倒れ」防止に有効
在宅介護を長く続けるためには、ショートステイを上手に活用することがとても大切です。「休むことへの罪悪感」は捨てて、積極的に活用してください。稲毛区を拠点とするシルバーとっぷは、ショートステイ前後の福祉用具の対応にも迅速に応じています。
ショートステイ前後の福祉用具のご相談はシルバーとっぷへ。千葉市内全域対応。
お問い合わせフォームはこちら
参考にした情報
- 千葉県介護サービス情報公表センター https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/12/(2026年6月時点)
- 厚生労働省「介護保険制度の概要」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000213177.html(2026年6月時点)
雲居 愛(くもい あい)
株式会社シルバーとっぷ 在宅営業部 福祉用具専門相談員。千葉県生まれ。千葉県内の大学で社会福祉を学び、2024年シルバーとっぷ入社。現在は千葉市を中心にご家族のもとへ訪問し、福祉用具の選定やご相談を担当。趣味は読書と犬の散歩。
※本記事の情報は2026年6月時点のものです。最新の制度内容は千葉市または各担当機関にご確認ください。
