こんにちは、シルバーとっぷの雲居 愛です。
「木更津の旧市街に一人で暮らす母がいます。自分は東京に住んでいて、すぐに駆けつけることができない。何かあった時が心配で」——離れて暮らすご家族からのこのような相談が、近年増えていると感じます。
木更津市旧市街地(木更津駅東口・波岡・金田旧市街)は、昔からの住民コミュニティが徐々に解体し、独居高齢者が孤立しやすい環境になっています。この記事では、独居高齢者が在宅生活を安全に続けるための福祉用具の活用法と、地域の支援ネットワークをうまく使う方法をお伝えします。
木更津旧市街地の独居高齢者が抱える課題
木更津市の旧市街地は、かつては商店街・工場・港が活気づいていた地域です。しかし若い世代が転出し、高齢者が残る構造が続いています。独居高齢者が直面しやすい課題を整理してみます。
- 転倒・急変の発見の遅れ:一人暮らしでは、転倒・脳卒中などの急変が発生しても発見が遅れるリスクがあります。
- 近所付き合いの希薄化:旧来の地域コミュニティが解体し、隣近所でも顔を知らない関係になっているケースがあります。
- 家族が遠方にいる:子どもが東京・神奈川などに住んでいることが多く、日常的な見守りが困難です。
- 介護保険の申請をためらう:「まだ大丈夫」「人の世話になりたくない」という意識から、必要なサービスを受けないでいるケースがあります。
(出典:厚生労働省「一人暮らし高齢者に関する意識調査」 https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001yj7z.html)
転倒感知センサー・緊急通報機器と福祉用具の組み合わせ
独居高齢者の在宅生活を安全に支えるには、福祉用具(転倒予防)と転倒感知・緊急通報機器(転倒後の早期発見)の両方を組み合わせることが重要です。
転倒予防のための福祉用具
- 手すり(要支援1以上でレンタル可):トイレ・玄関・廊下・ベッドサイドに設置。特に夜間のトイレ移動時の転倒を防ぎます。
- 歩行器・歩行補助つえ(要支援1以上):屋内外での歩行の安定性を高めます。
- スロープ(要支援1以上):玄関・縁側の段差を解消し、つまずきリスクを下げます。
転倒感知・緊急通報機器
一部は介護保険の「認知症老人徘徊感知機器」としてレンタル可能ですが、独居高齢者向けには以下のような機器が有効です(介護保険外の自費サービスや地域の支援サービスで利用できるものも含みます)。
- ベッドセンサー:ベッドから出た・入ったを感知し、家族のスマートフォンに通知します。
- 緊急通報ボタン(ペンダント型・腕時計型):ボタンひとつで家族や警備会社に通報できます。
- 転倒検知センサー:加速度センサーで転倒を自動検知するものもあります。
木更津市では、市が独自の高齢者見守りサービスを提供している場合があります。詳細は木更津市役所高齢者福祉課または地域包括支援センターにご確認ください。
(出典:木更津市「高齢者支援サービス」 https://www.city.kisarazu.lg.jp/kurashi/kaigo/koureisha_shien/index.html)
木更津市の地域包括支援センターと高齢者支援相談窓口
独居高齢者の在宅生活を支える最初の相談窓口は地域包括支援センターです。
- 介護保険の申請サポート
- ケアマネージャーの紹介
- 民生委員・自治会との連携による見守りの仕組み作り
- 認知症の相談・地域支援推進員の活用
「何から始めればいいかわからない」という段階でも受け付けています。まず電話で状況を伝えてみてください。
木更津市役所高齢者福祉課:0438-23-8456
民生委員・自治会との連携による見守りネットワーク
木更津市旧市街地でも、民生委員が担当エリアの独居高齢者の見守りを行っています。民生委員は民生委員法に基づく無償のボランティアで、定期的な訪問や異変時の通報を担います。
地域包括支援センターに相談すると、担当民生委員との連携を調整してもらえることがあります。また、自治会の高齢者支援班や老人クラブとのつながりも、孤立防止に有効です。
福祉用具の定期点検訪問(概ね月1回)も、独居高齢者の安否確認を兼ねる機能を果たします。わたしが訪問した際に「先週から元気がなさそう」と感じたときは、ケアマネージャーに報告する仕組みを取っています。
遠方在住の家族が電話・オンラインで手続きを進める方法
「木更津の親のことが心配だが、自分は東京にいて動けない」というご家族のために、遠方から手続きを進める具体的なステップをお伝えします。
- 木更津市役所高齢者福祉課に電話(0438-23-8456):担当の地域包括支援センターを教えてもらいます。電話での相談も受け付けています。
- 地域包括支援センターに電話相談:状況を説明すると、ケアマネージャーの紹介・要介護認定申請の代行について案内してもらえます。
- 要介護認定申請を代理で行う:家族が代理申請することが可能です。電話・郵送での手続き方法を確認してください。
- シルバーとっぷへの相談:電話・メール・FAXでのご相談に対応しています。住所・間取りの写真をメールで送っていただければ、訪問前から適切な用具を準備できます。
わたし自身、遠方のご家族から「電話で事情を話したら、次の日に動いてもらえた」と喜んでいただいたことがあります。まずは電話一本でいいのです。
木更津市独自の高齢者支援サービスとの組み合わせ
木更津市には、介護保険以外の市独自の高齢者支援サービスが用意されている場合があります(内容は変更になる場合があるため、最新情報は市にご確認ください)。
- 配食サービス:食事の確保と毎日の安否確認を兼ねます。
- 緊急通報システムの貸し出し:ボタンひとつで24時間対応の緊急通報ができる機器を貸し出しているケースがあります。
- 外出支援サービス:交通手段がない高齢者の通院・買い物を支援するサービス。
これらを介護保険サービス・福祉用具と組み合わせることで、より手厚い在宅支援体制を作ることができます。
よくあるご質問(木更津市・独居高齢者編)
まとめ
- 木更津旧市街地は地域コミュニティの希薄化で独居高齢者が孤立しやすい
- 転倒予防の手すり・歩行器と転倒後発見の感知センサー・緊急通報機器の組み合わせが安全網の基本
- 地域包括支援センターが見守りネットワーク(民生委員・自治会)とのつなぎ役になる
- 遠方家族からの代理申請・電話相談が可能。まず電話一本で動き出せる
- 福祉用具の定期点検訪問が安否確認を兼ねることも活用してほしい
「木更津の親のことが心配」という遠方家族の方からのご相談も大歓迎です。電話一本で状況を聞かせていただければ、次のステップを一緒に考えます。
木更津市の独居高齢者支援・福祉用具レンタルのご相談は
📞 0120-605-409(フリーダイヤル・平日9〜18時)
遠方ご家族からの電話相談も丁寧に対応します。まずお電話ください。
参考情報
- 木更津市「高齢者支援サービス」 https://www.city.kisarazu.lg.jp/kurashi/kaigo/koureisha_shien/index.html(2026年6月時点)
- 厚生労働省「一人暮らし高齢者の安全確認」 https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001yj7z.html(2026年6月時点)
- 厚生労働省「地域包括ケアシステムの構築について」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/chiiki-houkatsu/(2026年6月時点)
- 木更津市「介護保険サービス」 https://www.city.kisarazu.lg.jp/kurashi/kaigo/(2026年6月時点)
雲居 愛(くもい あい)
株式会社シルバーとっぷ 在宅営業部 福祉用具専門相談員。千葉県生まれ。千葉県内の大学で社会福祉を学び、2024年シルバーとっぷ入社。現在は千葉市を中心にご家族のもとへ訪問し、福祉用具の選定やご相談を担当。趣味は読書と犬の散歩。
※本記事の情報は2026年6月時点のものです。市のサービス内容・窓口は変更になる場合があります。最新情報は木更津市役所または各地域包括支援センターにご確認ください。
