こんにちは、シルバーとっぷの雲居 愛です。
千葉市で介護ベッドをレンタルしたいとお考えの方へ。「どこに頼めばいいの?」「費用はいくらかかる?」「要介護1だと借りられない?」——そんな疑問にまとめてお答えします。介護ベッドは在宅介護の要になる福祉用具。退院当日から使い始めるための段取りも含めて、わかりやすくご説明しますね。
介護ベッド(特殊寝台)とは
介護ベッドとは、背上げ・足上げ・高さ調整などの電動機能を持つ特殊な寝台のことです。介護保険の制度上では「特殊寝台」と呼ばれ、国が定める福祉用具レンタルの13品目のひとつです。
一般的な家庭用ベッドと異なり、ボタン操作ひとつで背もたれを起こしたり、ベッド全体の高さを変えたりできます。これにより、ご本人の起き上がりが楽になるだけでなく、介護するご家族の腰への負担も大きく軽減されます。わたし自身、訪問先のご家族から「介護ベッドを入れてから、腰痛が嘘みたいに楽になった」とよく聞きます。
介護ベッドには「1モーター」「2モーター」「3モーター」の3種類があり、機能と価格が異なります。千葉市内の住宅環境に合わせた選び方については後述します。
介護保険でレンタルするための要件
介護ベッドを介護保険でレンタルするには、原則として要介護2以上の認定が必要です。要支援1・2および要介護1の方は原則として対象外となっています。
(出典:厚生労働省「福祉用具貸与・特定福祉用具販売」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/yougu/index.html)
ただし、次の条件を満たす場合には「例外給付」として要介護1以下でも利用できる場合があります。
- 骨折・パーキンソン病・関節リウマチなどの疾患により、寝返りが困難または起き上がりに著しく支障がある
- 日常生活の状況が要介護2相当と医師が判断している
- 退院直後で認定結果が実態に反映されていない
例外給付を受けるためには、担当ケアマネージャーへの申し出と書類確認が必要です。「要介護1だから借りられない」と諦める前に、まずケアマネージャーにご相談ください。
1モーター・2モーター・3モーターの違い
介護ベッドの「モーター数」は、電動で動かせる機能の数を表しています。
| 種類 | 機能 | こんな方に |
|---|---|---|
| 1モーター | 背上げのみ | 起き上がり補助が主目的の方 |
| 2モーター | 背上げ+高さ調整 | 介護者の腰への負担も軽減したい |
| 3モーター | 背上げ+足上げ+高さ調整 | 長時間臥床が多い方・むくみが気になる方 |
千葉市内での実績では、退院直後の在宅復帰では2モーターを選ばれる方が多い印象です。介護者が毎日の介助でベッドの高さを変えることが多いため、高さ調整機能が非常に役立ちます。
3モーターは足上げ機能でむくみの軽減や床ずれ(褥瘡)予防にも役立ちますが、その分月額レンタル費用が高めになります。ご利用者の状態に合わせて選びましょう。
月額レンタル費用の目安
介護保険でレンタルする場合の自己負担は、所得に応じて1割・2割・3割となります。以下はあくまで目安です。
| 種類 | 月額(全額目安) | 1割負担の目安 |
|---|---|---|
| 1モーター | 4,000〜6,000円程度 | 400〜600円程度 |
| 2モーター | 5,000〜7,500円程度 | 500〜750円程度 |
| 3モーター | 6,000〜9,000円程度 | 600〜900円程度 |
※上記はあくまで目安として参考にしてください。機種・グレード・事業者によって異なります。また、マットレス・サイドレール・ベッドテーブルなどの付属品は別途レンタル費用がかかります。
千葉市6区の住宅事情と搬入時の注意点
介護ベッドは大型の福祉用具のため、搬入前に住宅環境を確認することが非常に重要です。千葉市の6区それぞれの住宅特性を踏まえた注意点をまとめます。
稲毛区:穴川・天台・長沼原エリアは下総台地の縁にあたり、坂道・段差のある住宅が多いです。搬入車両が近くまで寄れないケースがあるため、早めの現地確認をおすすめします。
美浜区:海浜ニュータウンの旧公団住宅はエレベーターがない棟もあります。ベッドを分解しての搬入が必要な場合があり、廊下幅(80cm程度)の確認が必要です。
中央区:古い木造戸建てが多く、廊下幅が60〜70cm程度の場合があります。ベッドのヘッド・フット部分を分解して搬入します。
花見川区:旧公団住宅と新しいマンションが混在しています。マンションのエレベーターサイズを事前確認してください。
若葉区・緑区:比較的新しい戸建て住宅が多く、搬入はスムーズなことが多いですが、2階への搬入は階段幅の確認が必要です。
(出典:千葉市「千葉市の住宅事情」 https://www.city.chiba.jp/toshi/)
退院当日に使い始めるための手配タイムライン
「退院したら介護ベッドが来ていなかった」——こうした失敗を防ぐために、早めの準備が肝心です。以下のタイムラインを参考にしてください。
- 退院2週間前:ケアマネージャーに退院予定日を伝え、福祉用具手配の相談を開始する
- 退院1週間前:福祉用具専門相談員が自宅を訪問し、搬入経路・設置場所・住宅環境を確認する
- 退院3〜5日前:レンタル用具の種類・機種を決定し、搬入日時を予約する
- 退院前日〜当日午前:介護ベッドを搬入・設置。使い方の説明を実施
- 退院後1〜2週間:状態変化に合わせてベッドの高さ設定や付属品の追加を検討
要介護認定の結果が出ていない場合でも、「暫定プラン」という形でサービスを開始することが可能です。認定結果が出た後に費用精算を行います。認定前でも諦めずにご相談ください。
付属品も介護保険の対象
介護ベッドの「特殊寝台付属品」も介護保険レンタルの対象品目です。主な付属品は以下の通りです。
- マットレス:体圧分散機能付きのものが床ずれ予防に有効
- サイドレール(ベッド柵):転落防止・起き上がりの補助に
- ベッドテーブル:食事・読書など、ベッド上での生活を快適にする
- スライディングボード:ベッドから車椅子への移乗補助に
付属品はベッド本体とあわせてケアプランに組み込んでもらうことで、介護保険対象となります。
ケアマネージャーがいない場合はどうすれば?
まだ担当ケアマネージャーがいない場合は、お住まいの区の地域包括支援センターに相談するのが最初のステップです。千葉市には各区に地域包括支援センターが設置されており、要介護認定の申請サポートやケアマネージャーの紹介を行っています。
(出典:千葉市「地域包括支援センター一覧」 https://www.city.chiba.jp/hokenfukushi/koreishogaisha/chiikihoukatsu/)
急いでいる場合は、シルバーとっぷに直接ご連絡いただければ、地域包括支援センターへの相談方法も含めてご案内します。
よくあるご質問
まとめ
- 介護ベッドのレンタルは原則要介護2以上が対象(例外給付あり)
- 1〜3モーターの違いを理解して、ご利用者の状態に合ったものを選ぶ
- 千葉市6区それぞれの住宅環境に合わせた搬入確認が必要
- 退院当日に使い始めるには2週間前からの手配が理想
- ケアマネがいなければ地域包括支援センターに相談を
- 認定前でも暫定プランで利用開始が可能
千葉市での介護ベッドレンタルについて、わからないことがあればいつでもわたしたちにご相談ください。創業38年のシルバーとっぷが、稲毛区の本社から千葉市全域へ迅速にお伺いします。
参考にした情報
- 厚生労働省「福祉用具貸与・特定福祉用具販売」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/yougu/index.html (2026年6月時点)
- 千葉市「地域包括支援センター一覧」 https://www.city.chiba.jp/hokenfukushi/koreishogaisha/chiikihoukatsu/ (2026年6月時点)
- 公益財団法人テクノエイド協会「福祉用具情報システム」 https://www.techno-aids.or.jp/ (2026年6月時点)
著者プロフィール
雲居 愛(くもい あい)/株式会社シルバーとっぷ 在宅営業部 福祉用具専門相談員。千葉県生まれ。千葉県内の大学で社会福祉を学び、2024年シルバーとっぷ入社。現在は千葉市を中心にご家族のもとへ訪問し、福祉用具の選定やご相談を担当。趣味は読書と犬の散歩。
※本記事の情報は2026年6月時点のものです。制度・料金は変更される場合がありますので、最新情報は厚生労働省または各自治体にご確認ください。
