流山市で福祉用具をレンタルするには?つくばエクスプレス沿線の新旧住民と在宅介護事情

こんにちは、シルバーとっぷの雲居 愛です。

「母になるなら、流山市。」というキャッチコピーで全国的に有名な流山市。つくばエクスプレス(TX)沿線には若いファミリーが次々と移り住み、活気あふれる街というイメージをお持ちの方も多いと思います。でも実は、同じ流山市の中に、高齢化が深刻に進む地域があることをご存知でしょうか。この記事では、流山市の在宅介護と福祉用具レンタルの現状について、わたしが訪問で感じてきたことも交えながらお伝えします。

流山市の人口と高齢化——「新しい流山」と「旧来の流山」の二面性

流山市の人口は2024年時点で約21万人と、千葉県内でも屈指の増加ペースを続けています。TX(つくばエクスプレス)の開通(2005年)を機に、流山おおたかの森・柏の葉キャンパス・おおたかの森South・North・西平井方面を中心に大規模な住宅開発が進み、特に子育て世代の流入が目立っています。高齢化率は約22%と千葉県平均を下回っていますが、65歳以上の絶対数は4万7千人を超えています。
(出典:流山市「人口の推移」 https://www.city.nagareyama.chiba.jp/section/1003787/1003789/1003840.html

注目すべきは、こうした「新しい流山」とは対照的に、1970年代から入居が始まったUR流山団地群(平和台団地・向小金団地・初石団地など)では、当時の入居者がそのまま高齢化し、地域全体の高齢化率が大幅に高くなっているエリアがあることです。わたしが訪問に伺う機会も多く、同じ「流山市内」とは思えないほど、異なる顔を持つ地域です。

UR流山団地の高齢化と「エレベーターなし5階問題」

平和台団地・向小金団地・初石団地をはじめとするUR流山団地群は、エレベーターのない5階建て中層棟が中心です。1970年代の建設当時は若いファミリー向けに設計されましたが、入居者が50年かけてそのまま高齢になった今、上層階に住む高齢者が階段の昇降に大きな困難を抱えるケースが非常に多くなっています。

わたしが伺ったあるお宅では、4階にお住まいのご夫婦がともに足腰が弱くなり、病院への通院すら難しくなっていました。玄関から外へ出るまでの階段が最大の壁になっているのです。こうした状況では、歩行器・シルバーカー(歩行車)・杖などの歩行補助具の需要が特に高く、転倒予防の手すりの設置も重要です。

UR賃貸住宅は一般的に壁面への釘打ちや工事が制限されていますが、突っ張り式手すり・置き型手すり・工事不要のスロープなど、賃貸でも使える福祉用具が多数あります。「賃貸だから手すりはつけられない」とあきらめず、ぜひご相談ください。

流山市における在宅介護の始め方——要介護認定から福祉用具レンタルまで

流山市で介護保険を使って福祉用具をレンタルするには、まず要介護認定が必要です。流山市役所(長寿支援課)または各地域包括支援センターに申請することができます。流山市内には地域包括支援センターが8か所設置されており(市公式サイトでご確認ください)、TX沿線の新しいエリアから旧来の団地地域まで、居住地域ごとに担当センターが決まっています。

認定調査が完了し要介護(支援)度が決定すると、ケアマネジャー(介護支援専門員)に担当してもらい、ケアプランを作成します。福祉用具レンタルはケアプランに位置づけられることで介護保険の給付対象となります。自己負担は所得に応じて1〜3割です。
(出典:厚生労働省「介護保険制度の概要」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000213177.html

シルバーとっぷは千葉市の稲毛区に拠点を置き、千葉県全域を対応エリアとしています。流山市内への配達・設置はもちろん、おおたかの森周辺の新興住宅地からUR団地まで対応しています。ご不明な点はお電話(0120-605-409)でご相談ください。

流山市立医療センター退院後の在宅介護準備

流山市東初石6丁目に位置する流山市立医療センターは、地域医療の中核を担う急性期病院です。同院の退院支援部門(医療ソーシャルワーカー)が中心となり、退院後の生活を支えるための多職種連携が行われています。

入院中に「退院後は自宅で介護が必要になりそう」と感じたら、早めに病院のソーシャルワーカーへ相談することをおすすめします。退院前カンファレンス(ケアマネジャー・訪問看護・福祉用具業者が一堂に会して計画を立てる会議)を活用することで、退院当日から介護ベッドや車椅子が自宅に届いている状態を実現できます。「退院してから考えよう」では準備が間に合わないケースもありますので、入院中から動き出すことが大切です。

TX沿線の新しい住宅地と旧来の市街地——住環境による福祉用具ニーズの違い

流山市の住宅環境は、地域によって大きく異なります。

TX沿線の新しい住宅地(おおたかの森・柏の葉・流山セントラルパーク周辺)は、比較的新築・築浅の戸建やマンションが多く、建築基準法の改正後に建てられた住宅はバリアフリーの配慮がある程度なされています。とはいえ、浴室の段差や玄関の上がり框など、完全なバリアフリーでない箇所も多く、加齢とともに手すりの必要性が出てきます。

一方、旧来の市街地・団地(平和台・向小金・初石・江戸川台など)は、1970〜80年代建設の集合住宅・戸建が中心で、廊下の幅が狭い・段差が多い・浴室が深いなど、バリアフリー化が必要な箇所が目立ちます。農村的な住宅(土間・上がり框が高い)も残っており、手すりやスロープの需要が高い地域です。

介護保険でレンタルできる主な福祉用具(流山市での活用例)

流山市内でよくご相談いただく福祉用具の例をご紹介します。いずれも介護保険(要支援1以上または要介護1以上)で貸与対象となる品目です。

  • 手すり(工事不要・置き型・突っ張り式):UR団地の賃貸住宅でも設置可能。玄関・トイレ・浴室入口に多く使われます。
  • 歩行器・シルバーカー:団地の共用廊下や外出時の移動に活用。5階まで上がれなくなった方の外出支援にも重要です。
  • スロープ:玄関の段差・建物入口のわずかな段差を解消します。工事不要でレンタルできます。
  • 特殊寝台(介護ベッド):要介護2以上の方が対象(原則)。背上げ・足上げで寝起きを楽にします。
  • 車椅子:要介護2以上(原則)。通院や外出時に活躍します。
  • 床ずれ防止用具(エアマット):長時間同じ体位でいることが多い方に必要です。要介護2以上が原則です。

(出典:厚生労働省「福祉用具貸与・特定福祉用具販売」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/yougu/index.html

地域包括支援センターの役割と流山市内での活用

流山市内には地域包括支援センターが市内8か所に設置されています(詳細は市公式サイトでご確認ください)。地域包括支援センターは、介護・保健・福祉に関する総合相談窓口で、要介護認定の前段階から相談できます。「まだ認定を受けていないけれど、そろそろ準備が必要かも」という段階でも気軽に相談できますので、ぜひ活用してください。

TX沿線の新しいエリアと旧来の団地地域では、センターの利便性や認知度に差があると感じています。とくに旧来の団地地域のご高齢の方の中には「どこに相談すればよいかわからない」とおっしゃる方もいます。まずは市の代表番号か各センターに電話することが第一歩です。シルバーとっぷへの直接のご相談も、もちろん歓迎しています。

よくあるご質問(流山市編)

Q
流山市の要介護認定はどこで申請しますか?
A
流山市役所の長寿支援課(本庁)または各地域包括支援センターで申請できます。郵送やオンライン申請に対応している場合もありますので、市公式サイトでご確認ください。本人または家族が申請できます。
Q
おおたかの森に住んでいますが福祉用具は届きますか?
A
はい、流山おおたかの森エリアはもちろん、流山市内全域へ配達しています。シルバーとっぷは千葉県全域を対応エリアとしており、流山市内のどの地区でもご相談ください。
Q
UR団地のエレベーターなし5階ですが対応できますか?
A
対応しています。介護ベッドのフレームやマットレスなどの大型品でも、スタッフが階段で搬入します。ただし搬入に時間がかかる場合や、物品によっては事前確認をお願いする場合があります。お気軽にご相談ください。
Q
流山市内に福祉用具専門相談員はいますか?
A
シルバーとっぷの福祉用具専門相談員が流山市内へ定期的に訪問しています。用具のお届けだけでなく、使用状況の確認・ご提案・ケアマネジャーへの報告(モニタリング)も行います。
Q
引っ越し前にレンタルの準備はできますか?
A
引っ越し先が決まっていれば、新居の環境に合った福祉用具の事前相談が可能です。ただし実際のレンタル開始は新住所での要介護認定(または認定の引き継ぎ手続き)が完了してからとなります。転居の際はケアマネジャーへの早めのご連絡をおすすめします。

まとめ

  • 流山市は人口約21万人・高齢化率約22%だが、65歳以上の絶対数は4.7万人超
  • TX沿線の新興住宅地と、UR団地(平和台・向小金・初石など)では高齢化の様相が大きく異なる
  • UR団地ではエレベーターなし5階建てが多く、歩行補助具や工事不要の手すりの需要が高い
  • 流山市立医療センター退院後は退院前から福祉用具の準備を始めることが大切
  • 地域包括支援センターは市内8か所(市公式サイトでご確認ください)
  • シルバーとっぷは流山市全域(TX沿線から旧市街・団地まで)に対応

「どの用具が必要なのかわからない」「UR団地でも使えるものはあるの?」など、どんな小さなご疑問でもわたしたちにお聞かせください。流山市のご家族が少しでも安心して在宅介護を続けられるよう、精一杯サポートします。

流山市で福祉用具のご相談はシルバーとっぷへ

千葉県全域対応・創業38年。流山市内への配達・設置・定期訪問に対応しています。

☎ 0120-605-409(受付時間:平日9:00〜18:00)

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参考にした情報

著者プロフィール

雲居 愛(くもい あい)/株式会社シルバーとっぷ 在宅営業部 福祉用具専門相談員。千葉県生まれ。千葉県内の大学で社会福祉を学び、2024年シルバーとっぷ入社。現在は千葉市を中心に千葉県各地のご家族のもとへ訪問し、福祉用具の選定やご相談を担当。趣味は読書と犬の散歩。

※本記事の情報は2026年6月時点のものです。制度・施設の詳細は各自治体や関係機関に最新情報をご確認ください。

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