介護施設入居時の持ち物リスト|本人らしさを残す物選び

こんにちは、シルバーとっぷの雲居 愛です!

「施設への入居が決まったけれど、何を持っていけばいいかわからない」「持ち込み禁止のものがあると聞いたけれど、どんなものがダメなの?」——入居の準備を進めるご家族から、こうした質問を受けることがあります。

施設によってルールは異なりますが、この記事では一般的な必須持ち物リストと、「その人らしい生活を施設でも続けるための品選び」のヒントをまとめました。入居準備を進める際のご参考にしてください。

施設入居時の基本的な持ち物リスト

施設によって準備が必要なものは異なりますが、一般的に必要とされるものをカテゴリ別にまとめます。入居前に施設からも持ち物リストが提供されますので、必ず施設側の指示を優先してください。

衣類・寝具

  • 普段着(上着・下着・パジャマ等):目安として3〜5日分程度
  • 季節に合った羽織りもの・カーディガン
  • 靴下・スリッパ(施設指定の場合あり)
  • 外出用の靴(歩きやすく脱ぎ履きしやすいもの)
  • タオル類(フェイスタオル・バスタオル)

洗面・衛生用品

  • 歯ブラシ・歯磨き粉(施設によっては提供あり)
  • 洗顔料・シャンプー・リンス(施設提供の場合あり)
  • ひげそり(電動シェーバーは充電環境を確認)
  • くし・ブラシ
  • 体温計(施設に設置あり)

書類・手続き関係

  • 介護保険証・健康保険証
  • マイナンバーカード(または通知カード)
  • かかりつけ医の診察券・お薬手帳
  • 入居契約書・重要事項説明書のコピー
  • 緊急連絡先リスト
  • 年金手帳・通帳(管理方法を施設に確認)

書類の管理については、施設によって「施設が預かる」「ご家族が管理する」と方針が異なります。通帳や印鑑の取り扱いは入居前にしっかり確認しておくことをおすすめします。

その他の生活用品

  • メガネ・補聴器(ケースも忘れずに)
  • 入れ歯・入れ歯洗浄用品(施設によっては管理してもらえる)
  • 爪切り(施設が管理する場合あり)
  • 小物入れ・整理ケース

(出典:厚生労働省「高齢者介護・自立支援」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/index.html

本人らしさを残す品の選び方

施設への入居は「環境の大きな変化」です。見知らぬ場所での生活に不安を感じる方も多く、見慣れたものや好きなものを持ち込むことが、精神的な安定につながることがあります。

写真・アルバム

家族や友人との思い出の写真、若い頃の写真などを持ち込みましょう。会話のきっかけになるほか、認知症の進行緩和に役立つこともあるとされています。デジタルフォトフレームを持ち込む方もいらっしゃいます(コンセント使用の可否を確認)。

お気に入りの小物・趣味グッズ

長年使い続けた小物、習慣的に使っていた物(読書が好きなら本、手芸が好きなら道具)なども、本人らしさを維持するために大切です。ただし、紛失・破損のリスクがある高価な品は持ち込む前によく検討しましょう。

お気に入りの食器・カップ

施設によっては個人の食器の持ち込みが可能な場合があります。長年使っているマグカップや湯呑みは、日常の延長を感じさせてくれます。施設に持ち込み可能かどうかを確認してみてください。

音楽・テレビ関連

好きな音楽のCDや、ラジオ・小型テレビなども生活の質を支えます。居室でのテレビ・音楽機器の使用可否、音量のルール(夜間など)を施設に確認しておきましょう。

わたしが担当させていただいたお客様のご家族が、入居に際して長年使ってきた座布団と小さな置き時計を持ち込んだところ、「居室に馴染みのものがあるだけで落ち着く」とおっしゃっていたのが印象に残っています。

持ち込み禁止・要確認のもの

施設によって持ち込みが禁止または制限されているものがあります。以下は一般的に要確認となりやすい品目の例です。

品目 一般的な扱い
火気類(ライター・ろうそく) 禁止が多い(防火上の理由)
アルコール類 施設の方針による(要確認)
刃物類(包丁・ハサミ) 施設での管理または禁止
高価な現金・貴重品 施設での保管か持ち込み禁止の場合あり
大型の家電・家具 居室の広さや設備による
ペット 施設によっては可能な場合もあり(要確認)

持ち込みに迷うものは、入居前に施設の担当者に必ず確認してください。

名前付けのコツ

施設では複数の利用者が生活するため、持ち物にはすべて名前を付けることが基本です。特に衣類・タオル・靴などは紛失しやすいため、見やすい場所に名前を付けておきましょう。

名前付けの方法

  • 油性マジック:タグ・靴の底など直接書く。コスト低・手軽
  • お名前スタンプ・シール:衣類のタグや弁当箱などに。貼り付け後の剥がれに注意
  • アイロンプリントシール:衣類の洗濯に強く、見た目もきれい
  • 刺繍テープ:外れにくく耐久性が高い。時間がかかるが長持ち

目安として、衣類は「首元のタグ+裾の内側」の2カ所に書いておくと見つけやすいです。名前の書き方(フルネームかニックネームか)は、ご本人が施設でどう呼ばれているかに合わせましょう。

名前付けを後回しにしてしまうと「入居後すぐにものがなくなった」という事態になりがちです。入居前日までに済ませておくことをおすすめします。

(出典:厚生労働省「介護保険制度の概要」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000213177.html

入居前チェックリスト

  • □ 衣類(3〜5日分)に名前を付けた
  • □ 洗面・衛生用品をそろえた
  • □ 必要書類(介護保険証・健康保険証・お薬手帳等)を準備した
  • □ 持ち込み禁止品を施設に確認した
  • □ お気に入りの小物・写真を用意した
  • □ 通帳・印鑑の管理方法を施設と確認した
  • □ メガネ・補聴器・入れ歯のケア用品を準備した
  • □ 名前付けをすべて完了した

よくあるご質問

Q
衣類はどのくらい用意すればよいですか?
A
目安として3〜7日分が一般的です。施設での洗濯頻度(週1〜2回程度)に合わせて、洗い替えができる枚数を用意しましょう。施設によっては施設内でのランドリーサービスがある場合もあります。
Q
家電(テレビ・電気ケトル等)は持ち込んでよいですか?
A
施設によって規定が異なります。コンセント数・電気の使用制限があることもありますので、必ず事前に確認してください。
Q
高価な時計や宝飾品は持ち込んでよいですか?
A
紛失・破損のリスクがあるため、特に高価なものは持ち込まないことをおすすめします。大切な品は自宅で保管するか、貴重品管理の方法を施設に確認してください。
Q
お薬はどのように管理されますか?
A
多くの施設では、施設側がお薬を一括管理し、決まった時間に提供します。お薬手帳と処方薬を入居時に持参してください。
Q
持ち込んだものが足りなかった場合、後から追加できますか?
A
はい、後から追加で持ち込むことは可能です。面会のタイミングで必要なものを持参することが多いです。
Q
持ち物はどのくらいの量まで持ち込めますか?
A
居室の広さや収納スペースによって上限があります。見学時に収納スペースを確認して、持ち込み量の目安を把握しておくとよいでしょう。

参考にした情報

まとめ

  • 持ち物は施設から提供されるリストを最優先に確認する
  • 基本の持ち物は衣類・洗面用品・必要書類・生活小物
  • 写真・お気に入りの小物など「本人らしさを残す品」も積極的に持ち込んで
  • 火気・高価品などは施設の持ち込みルールを必ず確認
  • 名前付けは入居前に全品完了しておくのが理想

施設でもご本人らしい生活が続けられるよう、持ち物選びを丁寧に行ってあげてください。ご不明な点があればいつでもご相談ください。

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※本記事の情報は2026年時点のものです。施設ごとにルールが異なりますので、必ず入居施設に直接ご確認ください。

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