こんにちは、シルバーとっぷの雲居です。
「要支援と要介護って何が違うの?」というご質問は、認定結果を受けたばかりのご家族からよくいただきます。結論からお伝えすると、要支援は「日常生活にやや支援が必要」な状態、要介護は「日常生活に介護が必要」な状態であり、借りられる福祉用具の種類や量にも違いがあります。
要支援・要介護の区分一覧
介護保険の認定区分は全部で7段階あります(出典:厚生労働省「要介護認定の仕組みと手順」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000213177.html )。
| 区分 | 状態のめやす | 担当窓口 |
|---|---|---|
| 要支援1 | 日常生活の一部で支援が必要 | 地域包括支援センター |
| 要支援2 | 日常生活に支援が必要だが要介護には至らない | 地域包括支援センター |
| 要介護1 | 日常生活の部分的な介護が必要 | 居宅介護支援事業所(ケアマネ) |
| 要介護2 | 日常生活に一部介護が必要 | 居宅介護支援事業所(ケアマネ) |
| 要介護3 | 日常生活全般に介護が必要 | 居宅介護支援事業所(ケアマネ) |
| 要介護4 | 日常生活全般に全面的な介護が必要 | 居宅介護支援事業所(ケアマネ) |
| 要介護5 | 最重度・常時介護が必要 | 居宅介護支援事業所(ケアマネ) |
要支援1・2の方のケアプランは「地域包括支援センター」が担当します。要介護1〜5になると、居宅介護支援事業所の「ケアマネージャー」が担当窓口となります。
福祉用具レンタルへの影響:要支援と要介護の大きな違い
福祉用具レンタルについて、要支援・要介護1(軽度者)と要介護2以上では借りられる品目に大きな差があります(出典:厚生労働省「福祉用具貸与・特定福祉用具販売」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/yobokaigo/index.html )。
要支援1・2、要介護1(軽度者)が原則レンタルできる品目
- 手すり(工事不要タイプ)
- スロープ(工事不要タイプ)
- 歩行器
- 歩行補助つえ
要支援1・2、要介護1では原則対象外(要介護2以上で利用可能)の品目
- 車椅子・車椅子付属品
- 特殊寝台(介護ベッド)・特殊寝台付属品
- 床ずれ防止用具
- 体位変換器
- 認知症老人徘徊感知機器
- 移動用リフト
- 自動排泄処理装置(要介護4・5が目安)
ただし、軽度者制限の対象品目でも、医師の意見書や認定調査の内容などに基づき「例外給付」が認められる場合があります。「うちの親は軽度だけど必要な用具がある」という場合は、まずケアマネさんにご相談ください。
支給限度額の違いも確認しましょう
介護保険のサービスには1か月に使える「支給限度額」があります。要支援・要介護のどの区分かによって上限額が異なるため、複数のサービスを組み合わせる際は上限の範囲内でうまくやりくりする必要があります。支給限度額の詳細は担当ケアマネさんにご確認ください。
よくあるご質問(Q&A)
Q:要支援から要介護に変わると、担当者も変わりますか?
A:はい、要支援の担当は地域包括支援センターですが、要介護になると居宅介護支援事業所(ケアマネ)に担当が変わります。区分が変わった際は、新しいケアマネさんを選んでいただく必要があります。
Q:要支援でも介護ベッドを借りることはできますか?
A:原則として要支援1・2は介護ベッド(特殊寝台)のレンタル対象外です。ただし例外給付が認められる場合がありますので、地域包括支援センターか担当ケアマネさんにご相談ください。
Q:要支援と要介護の認定結果が出るまでどのくらいかかりますか?
A:申請から認定まで原則30日以内とされています。ただし地域や時期によって多少異なることがあります。急ぎの場合は申請時にその旨を窓口でお伝えください。
まとめ
- 要支援は「支援が必要な状態」、要介護は「介護が必要な状態」で7段階に区分されます
- 軽度者(要支援1・2、要介護1)では、車椅子・介護ベッドなど一部の福祉用具が原則レンタル対象外
- 例外給付の制度があり、一定の条件を満たすと軽度でもレンタルできる場合があります
- どの区分でどの用具が借りられるかは、担当ケアマネさんや福祉用具専門相談員に確認しましょう
認定区分や使える用具について「うちの場合はどうなるの?」と思ったら、ぜひシルバーとっぷにご相談ください。千葉県の介護保険レンタル・販売について詳しくご案内しています。
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※本記事の情報は2026年時点のものです。最新の制度内容は厚生労働省または各自治体にご確認ください。
雲居 愛(くもい あい)/ 株式会社シルバーとっぷ 在宅営業部 福祉用具専門相談員。千葉県生まれ。千葉県内の大学で社会福祉を学び、2024年シルバーとっぷ入社。現在は千葉市を中心にご家族のもとへ訪問し、福祉用具の選定やご相談を担当。趣味は読書と犬の散歩。
