こんにちは、シルバーとっぷの雲居です。
「賃貸に住んでいるので工事はできないのですが、手すりを付けることはできますか?」というご相談をよくいただきます。結論からお伝えすると、工事不要の置き型・突っ張り型の手すりでも、設置場所と体重・使い方に合ったものを選べば十分に安全に使えます。介護保険のレンタル対象にもなっています。
手すりのタイプ別の特徴
| タイプ | 特徴 | 介護保険 |
|---|---|---|
| 置き型(据置型) | 床に置いて使用。工事不要。移動可能。 | レンタル対象○ |
| 突っ張り型 | 床〜天井間で突っ張って固定。工事不要。 | レンタル対象○ |
| 壁固定型 | 壁にビス・アンカーで固定。工事必要。より頑丈。 | 住宅改修費対象(レンタル不可) |
工事不要の置き型・突っ張り型手すりは介護保険のレンタル対象品目です(出典:厚生労働省「福祉用具貸与・特定福祉用具販売」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/yobokaigo/index.html )。要支援1以上の認定があれば利用できます。
工事不要タイプで十分なケースとは
以下のような場合は、工事不要の手すりで対応できることが多いです。
- 賃貸住宅で工事ができない場合
- 手すりが必要な場所が1か所だけで、軽い動作サポートが目的の場合
- 「とりあえず使ってみたい」という場合(レンタルなら試せる)
- ベッドサイドや立ち上がり補助など、特定の場所でのみ使いたい場合
工事が必要なほうが適しているケース
- 廊下・階段・浴室など複数か所にしっかりした手すりが必要な場合
- 体重が重くて荷重がかかる場合
- 長期的に固定して使いたい場合
工事が必要な手すりは介護保険の「住宅改修費」として最大20万円まで補助を受けられる場合があります(1割自己負担の場合の自己負担は2万円程度が目安)。住宅の所有者の同意が必要なため、賃貸の場合は大家さんの許可が必要です。
転倒リスクの高い場所と対策の目安
- 玄関の上がり框(かまち):段差がある場所。置き型手すりで対応できることが多いです。
- トイレ:立ち上がりが必要な場所。突っ張り型手すりが使いやすいです。
- 浴室:濡れる環境。専用の浴室用手すり(工事型・吸盤型など)を選びましょう。
- ベッドサイド:寝返りや起き上がりのサポート。介護ベッド用サイドレール(レンタル対象)も選択肢です。
よくあるご質問(Q&A)
Q:置き型手すりは動かないか心配です。
A:製品によって対応荷重や滑り止めの性能が異なります。ご本人の体重・使い方に合ったものを専門相談員が選定します。体重の重い方には十分な耐荷重のあるモデルをご案内します。
Q:賃貸でも住宅改修はできますか?
A:大家さんの許可を得られれば、賃貸でも住宅改修は可能です。介護保険の住宅改修費も申請できます。
Q:工事不要の手すりと住宅改修の手すり、どちらがいいか迷います。
A:まずは置き型・突っ張り型のレンタルで試し、本当に必要な場所・種類を確認してから工事型を検討する方法もあります。専門相談員に訪問してもらって一緒に考えましょう。
まとめ
- 工事不要の置き型・突っ張り型手すりは介護保険レンタル対象で、適切に選べば安全に使えます
- 賃貸でも工事不要タイプであれば問題なく利用できます
- 廊下・浴室などに長期的に設置したい場合は工事型(住宅改修費の補助あり)も検討しましょう
- 迷ったら専門相談員が訪問して最適なタイプをご提案します
「どのタイプが合っているかわからない」という方も、シルバーとっぷに気軽にご相談ください。千葉県の介護保険レンタル・販売についてもご案内しています。
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※本記事の情報は2026年時点のものです。最新の制度内容は厚生労働省または各自治体にご確認ください。
雲居 愛(くもい あい)/ 株式会社シルバーとっぷ 在宅営業部 福祉用具専門相談員。千葉県生まれ。千葉県内の大学で社会福祉を学び、2024年シルバーとっぷ入社。現在は千葉市を中心にご家族のもとへ訪問し、福祉用具の選定やご相談を担当。趣味は読書と犬の散歩。
