こんにちは、シルバーとっぷの雲居です。
「もう在宅介護が限界かもしれません。でも施設に入れることへの罪悪感もあって、どうすればいいかわかりません」という言葉をいただいた時、わたしは「今すぐ専門家に相談してください」とお伝えします。限界を感じること自体が、助けを求めていいサインです。一人で抱え込まないでください。
限界サインのチェックリスト
以下のうち3つ以上当てはまる場合は、早めに専門家に相談することをおすすめします。
- □ 介護のことを考えると眠れない夜が続いている
- □ 介護者自身が体の不調を感じている(腰痛・頭痛・疲労感など)
- □ 介護されている人に対してイライラや怒りを感じることが増えた
- □ 自分の時間がまったく持てない状態が続いている
- □ 趣味や楽しみを感じられなくなった
- □ 「もう消えてしまいたい」という気持ちが浮かんだことがある
- □ 仕事・家庭生活・社会生活に支障が出ている
最後の項目(消えてしまいたい)を感じているなら、今すぐ信頼できる人か相談窓口に連絡してください。
相談先
①ケアマネージャー
担当のケアマネに「在宅介護が限界に近い」と正直に話してください。サービスの増加・緊急ショートステイ(一時的な施設入所)・施設入所の検討など、選択肢を一緒に考えてくれます。
②地域包括支援センター
介護者の負担軽減も重要な相談テーマです。「自分がもう限界です」と話すことができます。
③かかりつけ医・精神科・心療内科
介護者自身の心身の不調が深刻な場合は、医療的なサポートも必要です。遠慮なく受診してください。
(出典:厚生労働省「介護者の健康に関する支援」 https://www.mhlw.go.jp/)
短期的な休養の選択肢(レスパイト)
施設入所を決める前に、以下の短期的な休養(レスパイトケア)を活用することも選択肢です。
- ショートステイ(短期入所):数日〜数週間、施設で介護してもらえる介護保険サービス
- デイサービス・デイケアの利用増加:日中施設で過ごすことで介護者の休息時間を確保
- 訪問介護の増加:ヘルパーの訪問回数・時間を増やして介護者の負担を軽減
施設入所の選択肢も提示します
在宅介護が続けられないと判断した場合、施設入所は「逃げ」ではありません。本人が安全で専門的なケアを受けられることも、家族としての大切な選択です。施設の種類・費用・申し込み方法についてはケアマネや地域包括支援センターに相談してください。
(出典:厚生労働省「介護保険制度の概要」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000213177.html)
よくあるご質問
Q. 施設に入れることへの罪悪感がぬぐえません。
A. その罪悪感はごく自然な気持ちです。ただ、介護者が倒れてしまっては本人も家族も共倒れになります。本人への愛情と自分を守ることは、両立できます。
Q. 限界になってからでは施設の入所が難しくなりますか?
A. 早めに相談を始めることをおすすめします。特別養護老人ホームは待機があることが多いため、早めの申し込みが安心です。
Q. 介護者の精神的なサポートを受けられる相談窓口はありますか?
A. 地域包括支援センター・かかりつけ医のほか、各都道府県の「介護者支援センター」や「こころの相談窓口」も活用できます。
まとめ
在宅介護の限界を感じたら、それは「今助けが必要なサイン」です。ケアマネージャーや地域包括支援センターにできるだけ早く相談してください。ショートステイの活用・サービスの見直し・施設入所など、選択肢は必ずあります。あなたが倒れてしまっては、介護されているご家族も誰も幸せになれません。自分を守ることは、ご本人への愛情と共存できます。わたしも一緒に考えますので、シルバーとっぷにもご相談ください。
参考にした情報
- 厚生労働省「介護保険制度の概要」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000213177.html (2026年6月時点)
- 厚生労働省「介護者の支援について」 https://www.mhlw.go.jp/ (2026年6月時点)
- 千葉市「地域包括支援センター」 https://www.city.chiba.jp/ (2026年6月時点)
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※本記事の情報は2026年時点のものです。最新の制度内容は厚生労働省または各自治体にご確認ください。
雲居 愛(くもい あい)/ 株式会社シルバーとっぷ 在宅営業部 福祉用具専門相談員。千葉県生まれ。千葉県内の大学で社会福祉を学び、2024年シルバーとっぷ入社。現在は千葉市を中心にご家族のもとへ訪問し、福祉用具の選定やご相談を担当。趣味は読書と犬の散歩。
