柏市の在宅ターミナルケアと福祉用具|柏モデルが支える自宅での看取り

こんにちは、シルバーとっぷの雲居 愛です。

「最期は自宅で看取りたい」——そのご家族の強い思いをサポートするために、わたしたちができることがあります。柏市は「柏モデル」として在宅医療・介護連携が全国で最も進んでいる地域の一つです。訪問診療・訪問看護・ケアマネジャーが密に連携する柏市の医療・介護体制を活かし、看取り期に必要な福祉用具の整備についてお伝えします。

柏市が支える「在宅で最期まで暮らす」という選択

柏市は「柏モデル」を通じて「自宅で最期まで暮らしたい」という方を支える地域包括ケアの仕組みを構築してきました。在宅看取りを支えるには、医療(訪問診療・訪問看護)・介護(ケアマネジャー・ヘルパー)・福祉用具が一体となって機能することが重要です。

(出典:厚生労働省「在宅医療の推進について」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/zaitaku/index.html

実際にわたしも、訪問診療医・訪問看護師・ケアマネジャーが参加する「サービス担当者会議」に同席し、状態の変化に応じた用具変更の提案を行った経験があります。チームとしての連携が、在宅看取りを支えます。

看取り期に必要な福祉用具の優先リスト

看取り期に必要な福祉用具は、本人の状態(ADLの変化)によって変わってきます。以下は一般的な優先リストです。

用具 目的 対象要介護度
電動介護ベッド(3モーター) 楽な体位・介助負担軽減 要介護2以上
床ずれ防止エアマット 褥瘡(床ずれ)の予防 要介護2以上
体位変換クッション 体圧分散・安楽な姿勢保持 要介護2以上
ポータブルトイレ ベッドサイドでの排泄対応 (購入品・介護保険あり)
サイドテーブル・オーバーベッドテーブル 食事・点滴台としての活用 (ベッド付属品レンタル)

(出典:厚生労働省「福祉用具貸与・特定福祉用具販売」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/yougu/index.html

フェーズ別の福祉用具変更タイミング

看取り期は状態の変化に合わせて用具を段階的に変更していくことが重要です。

フェーズ1:まだ動ける・起き上がれる段階

  • 介護ベッド(1〜2モーター)で起き上がり・立ち上がりを補助
  • 手すり・歩行器で室内移動の安全を確保
  • ポータブルトイレをベッドサイドに設置

フェーズ2:起き上がりが難しくなった段階

  • 介護ベッドを3モーターにグレードアップ(高さ調整で介助者の腰痛予防)
  • 床ずれ防止エアマットの追加(寝ている時間が増えたら必須)
  • 体位変換クッションで安楽な姿勢を保持

フェーズ3:ほぼ寝たきりの段階

  • 自動排泄処理装置の検討(要介護4以上が対象)
  • 床ずれ防止エアマットの圧調整を細かく管理
  • ベッドサイドの環境整備(小物の配置・照明など)

柏市内の訪問診療・訪問看護の探し方

看取りを支えるには訪問診療医と訪問看護師の確保が不可欠です。柏市内の訪問診療クリニック・訪問看護ステーションは以下で検索できます。

  • 千葉県介護サービス情報公表システム:訪問看護ステーションの一覧が確認できます。
  • 柏市公式サイト・地域包括支援センター:在宅医療に対応できる医療機関の情報提供が可能です。

(出典:千葉県公式サイト「医療機能情報提供システム」 https://www.pref.chiba.lg.jp/

サービス担当者会議の意義

看取り期には、ケアマネジャーが中心となってケアチームを集めたサービス担当者会議が定期的に開かれます。参加者は訪問診療医・訪問看護師・訪問介護員・福祉用具専門相談員などです。

この会議で各サービス提供者が現状を共有することで、「最近エアマットの圧が合わなくなってきた」「夜間の体位変換の回数が増えた」といった情報をもとに、迅速に用具を変更できます。チームの情報共有が在宅看取りの質を高めます。

家族の不安への対応|「夜中に急変したら」という心配

在宅看取りで家族が最も心配するのは「夜中に容態が急変した時にどう対応すればよいか」という問題です。この不安を軽減するための準備として次のことを提案しています。

  • 緊急連絡先の一覧を作成する:訪問診療医の夜間連絡先・訪問看護師の緊急番号を手元においておく
  • 訪問看護師との事前打ち合わせ:「いよいよという状態になったら何を確認すべきか」を事前に確認しておく
  • 看取りの手順の確認:「亡くなった後の対応」についてケアマネジャーまたはソーシャルワーカーから情報を得ておく

看取り後の福祉用具返却とグリーフケア情報

看取り後は、レンタルしていた福祉用具を速やかに返却します。シルバーとっぷでは通常、ご逝去の連絡をいただいた翌日以降にお伺いして引き取りを行います。

大切な方を亡くされた後の悲嘆(グリーフ)に対するサポートとして、柏市の地域包括支援センターや医療機関ではグリーフケアの情報提供を行っています。「介護が終わってから何もする気がおきない」という状態になる方も少なくありません。遠慮なくご相談ください。

よくあるご質問

Q
柏市で在宅看取りを考えています。まず何から始めればよいですか?
A
担当ケアマネジャーに「自宅で最期まで看たい」という意向を伝えてください。訪問診療医と訪問看護師の手配、福祉用具の整備を順次進めていきます。地域包括支援センターにも相談できます。
Q
床ずれ防止エアマットはいつから使い始めるべきですか?
A
寝ている時間が長くなってきた段階(要介護2以上)から導入を検討します。「まだ早いかな」と思ったときが始め時であることが多いです。早期導入が床ずれの予防に有効です。
Q
夜中に急変した場合の連絡先はどこに聞けばよいですか?
A
訪問診療医・訪問看護師・ケアマネジャーの夜間緊急連絡先を一覧にまとめておきましょう。担当ケアマネジャーに確認してください。
Q
看取り後に使っていた福祉用具はいつ返せばよいですか?
A
ご逝去の連絡をいただいた後、ご都合のよいタイミングでお引き取りに伺います。急かすことはありませんのでご安心ください。
Q
体位変換クッションと床ずれ防止エアマットは別々に必要ですか?
A
エアマットは体全体の圧分散に、体位変換クッションはより細かい姿勢の調整に使います。状態によっては両方が必要になることがあります。担当の専門相談員にご相談ください。

まとめ

  • 柏市は「柏モデル」で在宅看取りを支える体制が整っている。訪問診療・訪問看護との連携が鍵。
  • 看取り期に必要な用具の優先リスト:電動ベッド(3モーター)・エアマット・体位変換クッション・ポータブルトイレ。
  • フェーズ別(動ける→起き上がれない→寝たきり)で用具を段階的に変更する。
  • サービス担当者会議でチームが情報共有することで、状態の変化に迅速に対応できる。
  • 夜間急変への備えとして緊急連絡先一覧を事前に作成しておく。
  • 看取り後の福祉用具返却は連絡後に伺います。グリーフケアについても遠慮なく相談を。

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📞 0120-605-409

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参考にした情報

免責事項:本記事の情報は2026年時点のものです。最新の制度・窓口情報は柏市公式サイトまたは各地域包括支援センターへご確認ください。

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