こんにちは、シルバーとっぷの雲居 愛です。
「要介護認定を受けたけれど、ケアマネジャーってどうやって探せばいいの?」「今のケアマネさんとなんとなくうまくいっていない気がするけれど、変えてもいいの?」——こうしたご相談を、訪問先のご家族からよくいただきます。
ケアマネジャー(介護支援専門員)は、在宅介護を支えるチームの司令塔です。福祉用具のレンタルも、ケアマネがケアプランに組み込んで初めて介護保険を使えるようになります。だからこそ、自分に合ったケアマネを見つけることがとても重要なのです。
ケアマネジャーとは?その役割を理解する
ケアマネジャー(正式名称:介護支援専門員)は、要介護・要支援認定を受けた方が介護保険サービスを適切に利用できるよう、ケアプラン(介護サービス利用計画)を作成・管理する専門職です。
ケアマネの主な役割は以下の通りです。
- 利用者・家族の状況や希望をもとにケアプランを作成する
- 訪問介護・デイサービス・福祉用具事業者などのサービスを手配・調整する
- 定期的に自宅を訪問してサービスの状況を確認する(モニタリング)
- 状態の変化に合わせてプランを見直す
- 区分変更申請・更新申請を代行する
ケアプランの作成・管理にかかるケアマネの費用は全額介護保険でカバーされます(利用者の自己負担はゼロ)。ケアマネに遠慮せず積極的に相談することが、よりよい在宅介護につながります。
千葉市でケアマネを探す3つの方法
方法1:地域包括支援センターに紹介してもらう
最もスムーズな方法は、担当エリアの地域包括支援センターに相談することです。地域包括は地域の居宅介護支援事業所の情報を把握しており、状況に合ったケアマネ・事業所を紹介してくれます。
「紹介してもらったら断りにくい」と思う方もいますが、紹介を受けた後でも「やっぱり別の事業所に変えたい」と断ることは全く問題ありません。地域包括はあくまで橋渡し役です。
方法2:千葉市の介護サービス情報公表システムを活用する
千葉市では、市内の居宅介護支援事業所の情報を「介護サービス情報公表システム」で検索できます。住所・区・サービス種別を入力して、事業所一覧を確認することができます。
(出典:千葉県介護サービス情報公表センター https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/12/)
方法3:病院・施設の退院支援担当者に紹介してもらう
入院中に在宅介護への移行が必要になった場合は、病院のソーシャルワーカー(MSW:医療社会福祉士)がケアマネを紹介してくれることがあります。退院支援の専門職が介在するため、医療との連携がスムーズなケアマネを紹介してもらいやすいです。
ケアマネの「専門分野」と選択の考え方
ケアマネには「福祉系」と「医療系」の2種類あります。
- 福祉系ケアマネ:社会福祉士や介護福祉士などの福祉資格を持つ方が多く、生活全般の支援や家族への寄り添いが得意な傾向があります。
- 医療系ケアマネ:看護師・理学療法士などの医療資格を持つ方で、医療的なニーズが高い方(在宅医療・訪問看護が必要な方)のケアプランに強い傾向があります。
医療依存度が高い方(在宅酸素・在宅点滴・医療処置が多い)は医療系ケアマネ、生活支援や認知症対応が中心の方は福祉系ケアマネが合う場合があります。もちろん個人差がありますので、専門分野だけで判断せず、実際に会って話してみることが大切です。
初回面談で確認すべき5つのポイント
ケアマネとの初回面談では、以下の点を確認・観察しましょう。
- 担当件数:1人のケアマネが担当できる件数は法令で上限が定められています(原則35件以下)。担当件数が上限に近い場合、連絡対応が遅くなることがあります。
- 連絡対応の速さと方法:「緊急時はどう連絡すればよいか」「土日の対応はどうなっているか」を確認してください。
- 説明のわかりやすさ:専門用語を使わずに丁寧に説明してくれるか、家族の質問に誠実に答えてくれるかを見てください。
- 福祉用具事業者との連携実績:「どの事業者に福祉用具を依頼することが多いですか」と聞いてみてください。連携実績が豊富なケアマネほど、スムーズに動けます。
- 人柄・相性:最終的には「この人に相談したい」と思えるかどうかが大切です。初回面談の印象を大事にしてください。
千葉市6区でのケアマネ探しのポイント
千葉市には稲毛区・中央区・花見川区・若葉区・緑区・美浜区の6区があり、居宅介護支援事業所はそれぞれの区内に多数あります。担当エリアの制限がある事業所も多く、「稲毛区の自宅に対応してもらいたいが、事業所が中央区にある」という場合は対応できないことがあります。
特にニュータウンエリア(若葉区・美浜区・稲毛区など)は高齢者が多く、居宅介護支援事業所も多数あります。地域包括支援センターに「この住所で対応できる事業所を教えてほしい」と相談すると、エリアに詳しい事業所を紹介してもらえます。
担当ケアマネを変更したいときの手順
「今のケアマネさんとは相性が合わない」「連絡がつかない」「プランの内容に納得できない」という場合は、担当ケアマネを変更することができます。変更手続きは以下の通りです。
- 現在の担当ケアマネ(または事業所)に変更の意向を伝える
- 新しいケアマネ・事業所を選ぶ(地域包括に相談するのが一番スムーズ)
- 新しいケアマネが引き継ぎを行う
気まずさを感じる方も多いですが、ケアマネの変更は制度上認められた権利です。「変えたいけど言い出せない」という場合は、地域包括支援センターに「担当変更について相談したい」と伝えるだけで、橋渡しをしてもらえます。
ケアマネとの関係は「医師と患者」のような上下関係ではなく、「一緒に考えるパートナー」です。遠慮せず「もっとこういう情報がほしい」「もう少し頻繁に来てほしい」と伝えることが、より良い在宅介護につながります。
よくあるご質問
まとめ
- ケアマネは在宅介護チームの司令塔。費用は全額介護保険でカバー(自己負担ゼロ)
- 探し方:地域包括支援センターへの相談が最もスムーズ
- 千葉市の情報公表システムで千葉市内の事業所を検索できる
- 初回面談では担当件数・連絡対応・説明のわかりやすさ・人柄を確認
- 相性が合わなければ変更は制度上の権利。地域包括に相談して変更できる
- ケアマネとは「一緒に考えるパートナー」として積極的に相談しよう
良いケアマネジャーとの出会いが、在宅介護の質を大きく左右します。稲毛区を拠点とするシルバーとっぷは、千葉市内の多くのケアマネージャーと日々連携しています。「どのケアマネに相談すればよいかわからない」という場合は、まずシルバーとっぷにご連絡いただければ、地域包括支援センターへのご案内もいたします。
千葉市での介護スタートを、シルバーとっぷがサポートします。福祉用具のご相談はお気軽に。
お問い合わせフォームはこちら
参考にした情報
- 千葉県介護サービス情報公表センター https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/12/(2026年6月時点)
- 千葉市「地域包括支援センターの一覧」 https://www.city.chiba.jp/hokenfukushi/korei/chiikishien/chiikihoukatusien.html(2026年6月時点)
- 厚生労働省「居宅介護支援」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/index.html(2026年6月時点)
雲居 愛(くもい あい)
株式会社シルバーとっぷ 在宅営業部 福祉用具専門相談員。千葉県生まれ。千葉県内の大学で社会福祉を学び、2024年シルバーとっぷ入社。現在は千葉市を中心にご家族のもとへ訪問し、福祉用具の選定やご相談を担当。趣味は読書と犬の散歩。
※本記事の情報は2026年6月時点のものです。最新情報は千葉市公式サイトまたは各担当機関でご確認ください。
