こんにちは、シルバーとっぷの雲居です。
「一人暮らしの親が退院します。自分は仕事があって毎日行けません。一人にして大丈夫か、本当に心配です」という声をよくいただきます。離れて住む家族にとって、とても切実な悩みです。環境整備・在宅サービス・見守りを組み合わせることで、一人でも安全に暮らせる体制を整えることができます。
まず確認すべき安全ポイント
独居での生活の安全を確認するために、以下を退院前にチェックしましょう。
- 転倒しやすい場所(廊下・トイレ・浴室の段差・滑りやすい床)はないか
- 手すりが必要な場所はどこか(玄関・廊下・トイレ・浴室・階段)
- 緊急時に連絡できる電話・スマートフォンがすぐ取れる場所にあるか
- 服薬管理はできるか(薬の飲み間違いや飲み忘れのリスク)
- 食事の準備ができるか(加熱調理が安全にできるか含む)
- 認知機能の低下はないか(ガスの消し忘れ・外出時の鍵の管理)
使えるサービスの組み合わせ
①訪問介護(ヘルパー)
身体介護(入浴・排泄・移動補助)や生活援助(食事準備・掃除・買い物)を担ってもらえます。毎日の安否確認も兼ねることができます。
②訪問看護
医療的なケアや体調管理が必要な場合に活用できます。退院後の体調変化を早めに捉えてもらえます。
③デイサービス・デイケア
日中の活動・食事・入浴をサービスで補うことで、独居の安全が高まります。孤立防止にも効果的です。
④緊急通報システム
ボタン一つで24時間対応のコールセンターに連絡できる機器です。転倒した際や急に体調が悪くなったときに活用できます。市区町村の補助制度がある場合もあります。
⑤見守りセンサー・スマートデバイス
家の中の動きを感知して、異変があればスマートフォンに通知するシステムです。離れた家族の安心につながります。
(出典:厚生労働省「介護保険制度の概要」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000213177.html)
地域包括支援センターへの相談を
地域包括支援センターは、高齢者の総合的な相談窓口です。「一人暮らしの親の退院後が心配」と相談すれば、地域の見守りネットワーク・民生委員との連携・適切なサービスの紹介など、地域に合わせたサポートを提案してもらえます。
お住まいの市区町村の公式サイトか、市区町村の介護保険担当窓口に電話すると、地域包括支援センターを紹介してもらえます。詳しくは地域包括支援センターに相談するにはもご参照ください。
(出典:厚生労働省「地域包括支援センターについて」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/chiiki-houkatsu/)
よくあるご質問
Q. 独居の場合、一人で在宅介護を継続できますか?
A. 状態と環境によります。在宅サービスの活用・見守りの充実で継続できるケースも多いです。主治医・ケアマネ・地域包括支援センターに相談してみてください。
Q. 離れて住む家族はどれくらいの頻度で様子を見に行けばいいですか?
A. 決まった頻度はありませんが、在宅サービスを活用しつつ、家族は定期的な連絡と定期的な訪問を組み合わせるのが一般的です。訪問介護のヘルパーや地域の民生委員に状況を共有しておくことも大切です。
Q. 緊急通報システムの費用はどのくらいですか?
A. 市区町村の補助制度があれば無料〜低額で利用できる場合があります。民間サービスも月数百〜数千円程度のものがあります(目安)。市区町村の窓口にご確認ください。
まとめ
独居の親の退院後の安全は、環境整備・在宅サービス・見守りの3つを組み合わせることで確保できます。まず地域包括支援センターとケアマネに相談して、状況に合ったサービスプランを一緒に考えましょう。「一人にさせるのが心配」という気持ちは当然のことです。わたしも一緒に考えますので、シルバーとっぷにもいつでもご相談ください。
参考にした情報
- 厚生労働省「地域包括支援センターについて」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/chiiki-houkatsu/ (2026年6月時点)
- 厚生労働省「介護保険制度の概要」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000213177.html (2026年6月時点)
- 千葉市「緊急通報システムの貸与事業」 https://www.city.chiba.jp/ (2026年6月時点)
千葉県で福祉用具レンタル・介護用品をお探しなら、創業35年の株式会社シルバーとっぷへ。お気軽にご相談ください。
お問い合わせフォームはこちら
※本記事の情報は2026年時点のものです。最新の制度内容は厚生労働省または各自治体にご確認ください。
雲居 愛(くもい あい)/ 株式会社シルバーとっぷ 在宅営業部 福祉用具専門相談員。千葉県生まれ。千葉県内の大学で社会福祉を学び、2024年シルバーとっぷ入社。現在は千葉市を中心にご家族のもとへ訪問し、福祉用具の選定やご相談を担当。趣味は読書と犬の散歩。
