年金だけで介護費用はまかなえますか?

こんにちは、シルバーとっぷの雲居です。

「親の年金だけで介護費用は足りますか?老後のお金がとても心配です」というご不安の声を、本当によくいただきます。正直に申し上げると、要介護度や使うサービスによって状況はさまざまですが、介護保険の自己負担軽減制度を上手に活用することで、年金収入の範囲内に収められることも多いです。本記事で目安をお伝えします。

要介護度別の月額介護費用の目安

在宅介護の場合、月の介護費用(介護保険の自己負担+その他の費用)の目安は以下のとおりです。あくまで目安であり、利用するサービスの種類・量・地域によって大きく異なります。

要介護度 在宅介護の月額目安(自己負担1割)
要支援1・2 約5,000〜15,000円程度
要介護1・2 約15,000〜40,000円程度
要介護3・4 約30,000〜70,000円程度
要介護5 約50,000〜100,000円程度

※上記は介護保険サービスの自己負担の目安です。食費・日用品・医療費等は含みません。実際の費用はサービスの組み合わせによって大きく変わります。

年金収入と介護費用のバランス

厚生労働省の調査によると、65歳以上の方の公的年金の受給額は平均的に月10万〜15万円程度の方が多いとされています(金額はあくまで目安)。要介護1・2程度であれば、上手に制度を活用することで年金の範囲内に収まるケースも少なくありません。
(出典:厚生労働省「介護保険制度の概要」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000213177.html)

介護費用が不足する場合に使える制度

  • 高額介護サービス費:月の自己負担が一定額を超えたら払い戻される
  • 高額医療・高額介護合算療養費:医療費と介護費の合計が一定額を超えたら払い戻される
  • 介護保険料の減免制度:所得が少ない方向けに市区町村が減免制度を設けている場合がある
  • 社会福祉法人による利用者負担の軽減制度:一定の要件を満たす方が社会福祉法人のサービスを利用する際に負担が軽減される

詳しくは介護保険の自己負担を少しでも減らす方法もご参照ください。
(出典:厚生労働省「高額介護サービス費の支給」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000213177.html)

ケアマネージャーへのご相談を

「年金の範囲内でどのようなサービスを使えるか」という相談は、ケアマネージャーが最もよく対応できます。必要なサービスを絞り込みながら、費用と質のバランスを一緒に考えてくれます。遠慮せずに費用の話もしてみてください。

よくあるご質問

Q. 年金だけで施設入所はできますか?

A. 施設の種類や入居条件によりますが、特別養護老人ホーム(特養)は低所得者向けの食費・居住費の軽減制度(補足給付)があります。詳しくは市区町村の窓口にご相談ください。

Q. 親の貯金が底をついたらどうすればいいですか?

A. 生活保護の要件に該当する場合は介護扶助が受けられます。まずは市区町村の生活保護担当窓口に相談されることをおすすめします。

Q. 子どもが介護費用を負担することになりますか?

A. 法的には子どもに扶養義務がありますが、その範囲については専門家(弁護士・社会福祉士)にご相談ください。

まとめ

年金だけで介護費用をまかなえるかは、要介護度・使うサービス・年金額によって異なります。高額介護サービス費などの制度を活用すれば、要介護度が低い段階では年金の範囲内に収まることも多いです。「うちの場合はどうか」が気になったら、まずはケアマネージャーに費用面も含めた相談をしてみてください。シルバーとっぷにもお気軽にご相談ください。

参考にした情報

  • 厚生労働省「介護保険制度の概要」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000213177.html (2026年6月時点)
  • 厚生労働省「高額介護サービス費の支給」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000213177.html (2026年6月時点)
  • 国民健康保険中央会「高額医療・高額介護合算療養費制度」 https://www.kokuho.or.jp/ (2026年6月時点)

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※本記事の情報は2026年時点のものです。最新の制度内容は厚生労働省または各自治体にご確認ください。

雲居 愛(くもい あい)/ 株式会社シルバーとっぷ 在宅営業部 福祉用具専門相談員。千葉県生まれ。千葉県内の大学で社会福祉を学び、2024年シルバーとっぷ入社。現在は千葉市を中心にご家族のもとへ訪問し、福祉用具の選定やご相談を担当。趣味は読書と犬の散歩。

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雲居 愛

株式会社シルバーとっぷ 在宅営業部

福祉用具専門相談員。千葉県生まれ。千葉県内の大学で社会福祉を学び、2024年シルバーとっぷ入社。現在は千葉市を中心にご家族のもとへ訪問し、福祉用具の選定やご相談を担当。趣味は読書と犬の散歩。

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