こんにちは、シルバーとっぷの雲居です。
「認知症の父に歩行器を使ってほしいのですが、うまく使えるかどうか心配で…」というご相談をいただくことがあります。結論からお伝えすると、認知症の方には操作がシンプルで、体を支えやすい安定感の高い歩行器が基本的に向いています。ただし状態によって合う用具が変わるため、専門相談員への相談が大切です。
認知症の方に適した歩行器の特徴
- 操作がシンプル:ブレーキが複雑だったり、操作が多かったりすると混乱しやすくなります。使い方が直感的にわかりやすいシンプルな構造のものが適しています。
- 安定感が高い:四点歩行器(4本足・キャスターなし)は前後左右に安定しており、倒れにくいため安心して体重をかけられます。
- 軽すぎない重さ:軽すぎると歩行中にバランスを崩しやすくなります。適度な重さがあると安定します。
- 高さ調整済みであること:本人の身長に合わせた高さに設定されていることが大切です。高さが合わないと姿勢が崩れやすくなります。
認知症の方が歩行器を使う際の注意点
- 最初は見守りながら練習する:慣れるまでは一人で使わず、家族やヘルパーさんが見守りながら練習することをおすすめします。
- 段差の多い環境は注意:段差があると歩行器に引っかかるリスクがあります。可能なら室内の段差を減らす工夫も検討しましょう。
- 定期的に使えているか確認する:認知症の方は「使い方を忘れてしまう」ことがあります。定期的に使えているか家族が確認することが大切です。
歩行器で対応が難しい場合
認知症が進行し、歩行器の使い方を理解・継続することが難しくなってきた場合は、手すりの設置や車椅子への移行も選択肢になります。状態の変化に合わせて柔軟に用具を見直すことが大切です。
介護保険でのレンタルについて
歩行器は介護保険の福祉用具レンタル対象品目です。要支援1以上の方が利用できます(出典:厚生労働省「福祉用具貸与の対象品目」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/yobokaigo/index.html )。
よくあるご質問(Q&A)
Q:認知症の方にキャスター付きの歩行器は使えますか?
A:キャスター付き(2輪・4輪)は移動しやすい反面、止まりにくいため認知症の方には扱いが難しい場合があります。まずは4本足の固定型歩行器から試すことをおすすめします。
Q:歩行器を使ってほしいのですが、使おうとしません。どうすればいいですか?
A:無理に使わせるよりも、まず専門相談員や担当ケアマネさんに相談することをおすすめします。本人が安心できる環境・声かけの工夫なども含めてアドバイスできます。
Q:認知症でも要支援なら歩行器は借りられますか?
A:はい、要支援1以上であれば歩行器のレンタルが可能です。
まとめ
- 認知症の方には操作がシンプルで安定感の高い歩行器が基本的に適しています
- 最初は見守りながら練習し、定期的に使用状況を確認しましょう
- 状態の変化に応じて手すりや車椅子への切り替えも検討しましょう
- 歩行器は介護保険レンタル対象(要支援1以上)です
「認知症の家族に合う用具が知りたい」という方は、ぜひシルバーとっぷにご相談ください。状態を確認しながら最適な用具をご提案します。千葉県の介護保険レンタル・販売についてもご案内しています。
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※本記事の情報は2026年時点のものです。最新の制度内容は厚生労働省または各自治体にご確認ください。
雲居 愛(くもい あい)/ 株式会社シルバーとっぷ 在宅営業部 福祉用具専門相談員。千葉県生まれ。千葉県内の大学で社会福祉を学び、2024年シルバーとっぷ入社。現在は千葉市を中心にご家族のもとへ訪問し、福祉用具の選定やご相談を担当。趣味は読書と犬の散歩。
