介護保険の支給限度額はいくらですか?要介護度別に教えてください

こんにちは、シルバーとっぷの雲居です。

「介護保険を使いたいけれど、月にいくらまで使えるの?」というご質問は、わたしが訪問先でとてもよくいただきます。介護保険には要介護度ごとに使える上限額(支給限度額)が定められており、その範囲内であれば1〜3割の自己負担でサービスを利用できます。本記事では要介護度別の支給限度額を一覧表でお伝えし、自己負担額の計算方法もあわせて解説します。

要介護度別 支給限度額の一覧(2026年時点)

介護保険サービスには月あたりの支給限度基準額が設定されています。以下の表は2024年度介護報酬改定後の基準単価(1単位=約10〜11.40円、地域により異なる)をもとにした目安です。
(出典:厚生労働省「介護保険の給付について」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000213177.html)

要介護度 支給限度基準額(単位) 金額の目安(1単位10円換算)
要支援1 5,032単位 約50,320円
要支援2 10,531単位 約105,310円
要介護1 16,765単位 約167,650円
要介護2 19,705単位 約197,050円
要介護3 27,048単位 約270,480円
要介護4 30,938単位 約309,380円
要介護5 36,217単位 約362,170円

※金額は1単位10円で計算した目安です。お住まいの地域によって単価が異なるため、実際の金額は市区町村の介護保険担当窓口またはケアマネージャーにご確認ください。

自己負担額の計算方法

支給限度額の範囲内で利用したサービス費の1〜3割が自己負担になります。たとえば要介護2の方が月15万円分のサービスを1割負担で利用する場合、自己負担額の目安は約15,000円程度になります。

  • 1割負担:多くの方が該当します
  • 2割負担:一定以上の所得がある方
  • 3割負担:現役並みの所得がある方

自己負担割合の判定基準については介護保険の自己負担額の計算方法の記事もご参照ください。

わたしも最初は「単位数」という概念に戸惑いました。でも「単位数×地域単価=金額」と覚えると、ぐっとわかりやすくなります。

支給限度額を超えたらどうなる?

支給限度額を超えた分は全額自己負担になります。限度額いっぱいを使う必要はありませんが、必要なサービスを適切に組み合わせるためにも、ケアマネージャーとよく相談しながらケアプランを作ることが大切です。

また、高額介護サービス費制度(月の自己負担に上限を設ける制度)を使うことで、さらに負担を抑えられる場合があります。詳しくは介護保険の自己負担額の計算方法をご覧ください。
(出典:厚生労働省「高額介護サービス費の支給」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000213177.html)

よくあるご質問

Q. 支給限度額は毎年変わりますか?

A. 介護報酬の改定(原則3年ごと)のタイミングで変わることがあります。2024年度に改定が行われたばかりですが、最新情報は厚生労働省の公式サイトや市区町村の窓口でご確認ください。

Q. 福祉用具レンタルも支給限度額に含まれますか?

A. はい、含まれます。車椅子や介護ベッドなどの福祉用具レンタルも、支給限度額の範囲内で1〜3割の自己負担で利用できます。

Q. 要介護度が変わったら限度額も変わりますか?

A. 変わります。要介護度の認定結果が変更されたタイミングから、新しい支給限度額が適用されます。ケアプランも見直す必要がありますので、ケアマネージャーにご相談ください。

まとめ

介護保険の支給限度額は、要支援1の約5万円から要介護5の約36万円まで、要介護度によって大きく異なります。限度額の範囲内であれば1〜3割の自己負担でさまざまなサービスを組み合わせて利用できます。「自分の親はどのくらい使えるの?」と思ったら、まずはケアマネージャーにご相談ください。ご不安なことがあれば、いつでもシルバーとっぷにもお声がけください。

参考にした情報

  • 厚生労働省「介護保険制度の概要」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000213177.html (2026年6月時点)
  • 厚生労働省「令和6年度介護報酬改定について」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000188411_00037.html (2026年6月時点)
  • 公益財団法人テクノエイド協会「福祉用具の給付について」 https://www.techno-aids.or.jp/ (2026年6月時点)

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※本記事の情報は2026年時点のものです。最新の制度内容は厚生労働省または各自治体にご確認ください。

雲居 愛(くもい あい)/ 株式会社シルバーとっぷ 在宅営業部 福祉用具専門相談員。千葉県生まれ。千葉県内の大学で社会福祉を学び、2024年シルバーとっぷ入社。現在は千葉市を中心にご家族のもとへ訪問し、福祉用具の選定やご相談を担当。趣味は読書と犬の散歩。

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