ケアマネの平均年齢が55歳超え|親の介護でケアマネさんと付き合うコツ

こんにちは、シルバーとっぷの雲居です。千葉市を中心に、ご家族のお宅へ福祉用具のご相談にうかがっています。

2026年8月8日、介護ニュースJointに「ケアマネの平均年齢、55歳超える 進む高齢化 3人に1人は60歳以上」という記事が掲載されました。介護労働安定センターが公表した2025年度の介護労働実態調査によると、ケアマネジャー(介護支援専門員)の平均年齢は55.1歳。前年度の54.3歳から上がり、60歳以上の割合も35.4%にのぼったそうです。つまり、およそ3人に1人以上が60歳以上ということになります。

この数字を見て、「うちの親の担当をお願いするケアマネさんは、ちゃんと見つかるのかな」と不安になったご家族もいらっしゃるかもしれません。今日は、ケアマネさんの高齢化が進むいま、親の介護でケアマネを探す・付き合っていくときに知っておきたいことを、現場目線でお話しします。

そもそもケアマネジャーってどんな人?

まず、言葉の整理からです。ケアマネジャー(正式には介護支援専門員)は、要介護認定を受けた方が介護保険サービスを使うときに、ケアプラン(サービスの計画書)をつくってくれる専門職です。介護のいわば「司令塔」のような役割で、デイサービスや訪問介護、そしてわたしたちのような福祉用具のレンタルを、その方の状態やご希望に合わせて組み立ててくれます。

ご家族からすると、「介護のことをまとめて相談できる、いちばん近い専門家」とイメージしていただくと分かりやすいと思います。わたしも訪問先で、ケアマネージャーさんと連携しながらお仕事をさせていただくことがほとんどです。

「平均年齢55歳」のニュースをどう受け止めればいい?

今回の調査で分かったのは、ケアマネさん自身も年齢を重ねてきているという事実です。平均年齢55.1歳、60歳以上が35.4%。ホームヘルパーさんの平均が51.1歳とのことなので、ケアマネさんのほうがさらに年齢層が高い、ということになります。

ただ、これは決して悪いことばかりではありません。ケアマネさんの資格は、介護や医療、福祉の現場で一定の経験を積んだ方でないと取れないものです。年齢が高いということは、それだけ長く現場を見てきた、経験豊富な方が多いという見方もできます。わたしも、ベテランのケアマネージャーさんの落ち着いた対応に、何度も助けていただきました。

一方で、記事が伝えているように、若い世代のなり手が増えにくく、全体として高齢化が進んでいるのも事実です。将来的に地域でケアマネさんが足りなくなる可能性も指摘されています。だからこそ、いざ親の介護が始まったときに、あわてず動けるように「探し方」と「付き合い方」を知っておくことが、ご家族にとって大きな安心につながると、わたしは感じています。

千葉市で親の介護が始まったら、まずどこに相談?

「ケアマネさんを探したいけれど、どこに行けばいいの?」というのは、現場でよくいただくご質問です。手がかりになる場所を挙げてみます。

  • 地域包括支援センター…お住まいの地域(中学校区が目安)ごとにある、高齢者の総合相談窓口です。千葉市の場合は6区それぞれに複数設置されています。「まず何から始めれば」という段階の相談にも乗ってくれます。
  • 居宅介護支援事業所…ケアマネさんが在籍している事業所です。要介護1〜5の認定を受けた方は、ここと契約してケアプランをつくってもらいます。
  • 市区町村の介護保険担当窓口…要介護認定の申請などの手続き先です。事業所の一覧をもらえることもあります。

どこに相談すればいいか迷ったら、まずは地域包括支援センターに一本お電話してみるのがおすすめです。わたしも「担当のケアマネさんがまだ決まっていなくて」というご家庭では、包括さんにご相談されるようお伝えすることが多いです。

ケアマネさんと長く上手に付き合うための3つのコツ

担当のケアマネさんが決まったあと、ご家族が意識しておくと関係がぐっとスムーズになる、と現場で感じるポイントをお伝えします。

1. 親の「困りごと」を具体的に伝える

「なんとなく大変」ではなく、「夜中に何度もトイレに起きて転びそうになる」「お風呂の出入りが怖くなってきた」というように、場面で伝えると、ケアマネさんも支援を組み立てやすくなります。福祉用具でいえば、手すりやポータブルトイレ、入浴補助用具などが、こうした具体的な困りごとから提案につながっていきます。

2. 家族側の連絡役(キーパーソン)を一人決めておく

兄弟姉妹が多いご家庭ほど、「誰が窓口か分からない」とケアマネさんも困ってしまうことがあります。連絡の中心になる方を一人決めておくと、行き違いが減ります。遠距離介護のご家庭でも、電話やメールで連絡が取れる方を決めておくと安心です。

3. 合わないと感じたら、変更もできると知っておく

相性は人と人のことなので、どうしても「話しづらいな」と感じることもあります。ケアマネさんは変更することもできますので、無理に我慢しなくて大丈夫です。まずは地域包括支援センターや事業所に相談してみてください。制度の細かい点は、担当の窓口にご確認いただくのが確実です。

福祉用具の現場から見た、ケアマネさんとの連携

先日、あるお客様のお宅にうかがったときのことです。退院を控えたお父様のために、ご家族がケアマネさんと相談しながら、介護ベッドと手すりの準備を進めていらっしゃいました。ケアマネさんが全体の段取りをつけ、わたしたちが実際のベッド選びや設置を担当する。そんなふうに、それぞれの専門職が役割を分け合いながら、一つのご家庭を支えています。

ケアマネージャーさんからもよく相談を受けるのですが、「このお宅の玄関の段差に合うスロープはある?」「片麻痺の方でも使いやすい手すりの位置は?」といった具体的なご相談をいただき、一緒に考えていくことが多いです。ご家族から見ると別々の人に見えても、裏側ではしっかりつながっているので、どうぞ安心して頼っていただければと思います。

制度や人手のニュースを見ると不安になることもあると思います。わたしも最初、介護の世界に入ったときは制度の複雑さに混乱しました。でも、地域には相談できる窓口や専門職が必ずいます。一人で抱え込まず、早めに声をかけていただくことが、いちばんの備えになると感じています。

ご家族の暮らしが少しでも穏やかになるよう、わたしたちは千葉県で35年以上お手伝いしてきました。ケアマネさん探しや福祉用具のことで気になることがあれば、いつでもご相談ください。一緒に考えていきましょう。

参考:介護ニュースJoint

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