介護職の平均月収が6年連続で上昇|人手不足の在宅介護を福祉用具で支える

こんにちは、シルバーとっぷの雲居です。先日、お客様のお宅にうかがった時のことです。「ヘルパーさんも大変だろうから、あまり無理を言えなくて…」と、娘さんが少し申し訳なさそうにお話しされていました。ご家族は、親御さんのことだけでなく、支えてくださる介護職の方々のことまで気にかけていらっしゃるのだなと、あらためて感じた一日でした。

そんな折、介護職の方々のお給料に関するニュースが目にとまりました。今日はこの話題を入口に、親の介護が始まったご家族の目線で、わたしなりに噛み砕いてお伝えできればと思います。

介護職の平均月収が6年連続で上がったというニュース

介護ニュースJointの2026年8月5日の記事によると、介護労働安定センターの実態調査で、月給制で働く介護職の平均月収が、目安としておよそ25万5千円だったと報じられました。前年と比べて2.4%の増加で、これで6年連続の上昇だそうです。なかでもホームヘルパー(訪問介護員)は4.1%増と、比較的大きく伸びたとされています。

この金額は、ボーナスや残業代を含まない額面で、税金が引かれる前の数字とのことです。数字の受け止め方はご家庭によってさまざまだと思いますが、「介護の現場で働く人の待遇を良くしていこう」という流れが、少しずつでも続いている——というニュースだと、わたしは受け取りました。

ご家族の「人手が足りないのでは」という不安とのつながり

現場でよくいただくご質問なのですが、「ヘルパーさんやデイサービスは、これからもちゃんと使えるんでしょうか」というご不安を、本当によく耳にします。テレビなどで介護の人手不足のニュースを見て、心配になるご家族が多いのだと思います。

今回のような処遇改善の動きは、その不安に対して少し明るい材料と言えるかもしれません。働く方の待遇が良くなることは、「介護の仕事を続けたい」「これから介護の仕事に就きたい」という方が増えるきっかけにもなり得るからです。とはいえ、地域や事業所によって状況はさまざまで、「すぐに人手が十分になる」と単純に言い切れるものではありません。わたしも最初は、ニュースの数字だけを見て一喜一憂していたのですが、大切なのは「ご自宅の暮らしをどう組み立てるか」なのだと、先輩から教わりました。

訪問先でいただく「ヘルパーさんの回数を増やせない」というご相談

わたしが担当させていただいたお客様の中には、「本当はもう少し訪問の回数を増やしたいけれど、うまく調整がつかない」というお声もあります。介護は、人の手がすべてを担うものと思われがちですが、実際の在宅介護の現場では、人の手と道具の両方で暮らしを支えていることがほとんどです。

たとえば、夜中に何度もトイレの介助で起きていたご家庭で、ポータブルトイレや手すりを取り入れたことで、ご本人がご自分でできる部分が増え、ご家族も夜に少し休めるようになった、というケースがあります。人の手が限られている時こそ、道具が「もう一人の支え手」になってくれることが多いのです。

人の手が足りないときこそ、福祉用具が支えになります

ご家族の負担を軽くし、ご本人の「できること」を守るために、福祉用具はいろいろな場面で役立ちます。目安として、次のような形で活用されることが多いです。

  • 立ち座りや歩行を支える手すり・歩行器で、転倒のリスクを減らし、見守りの負担を軽くする
  • 介護ベッドで起き上がりや立ち上がりを助け、お一人での動作を支える
  • ポータブルトイレで、夜間のトイレ介助の回数を減らす
  • 床ずれ防止マットで、長く寝て過ごす方の体への負担にそなえる
  • 徘徊感知機器などの見守り用品で、離れている時間の安心をおぎなう

どの用具が合うかは、ご本人の体の状態や、お住まいの間取りによって変わります。ベテランの先輩によると、「同じ要介護度でも、必要な道具は一人ひとり違う」とのことで、わたしも訪問のたびに実感しています。まずはお試しいただいてから決めていただけますので、気になるものがあればお気軽にお声がけくださいね。

千葉市で在宅介護を続けるためにできること

千葉市を中心とした地域でも、ヘルパーさんやデイサービスといった「人の手」のサービスと、福祉用具のような「道具」の支えを、上手に組み合わせているご家庭が増えています。どのサービスをどれくらい使うか、費用がどうなるか、といった具体的な組み立ては、ケアマネージャーさんが中心となって計画を立ててくださいます。ケアマネージャーさんからもよく相談を受けるのですが、「人手が足りない分を、どの道具で補えるか」を一緒に考える場面が本当に多いです。

介護保険の細かな取り扱いや、お住まいの地域で使える制度については、お住まいの市区町村の窓口や地域包括支援センターにご確認いただくのが確実です。体調やお身体のことは主治医に、制度の詳しい解釈が必要な場面では専門の窓口に、それぞれご相談くださいね。

人手不足のニュースを見ると不安になりますが、道具と人の手を組み合わせれば、ご自宅での暮らしを続ける道はきっと見つかります。ご家族の暮らしが少しでも穏やかになるよう、わたしたちは千葉県で35年お手伝いしてきました。ご不安なことがあれば、いつでもご相談ください。一緒に考えていきましょう。

参考:介護ニュースJoint

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