こんにちは、シルバーとっぷの雲居 愛です!
千葉県は関東地方の中でも人口の多い県のひとつですが、高齢化については全国と同様に着実に進んでいます。「千葉に住んでいるけれど、県内でも地域によって介護事情が違う」という話を耳にしたことはありませんか?
実際に千葉県内を訪問していると、市街地と郊外・農村部では介護サービスの種類や利便性が異なることを実感します。この記事では、千葉県の高齢化率や介護動向について、公的データをもとにご説明します。
千葉県の高齢化率の現状
高齢化率とは、総人口に占める65歳以上の人口の割合のことです。
千葉県の高齢化率は年々上昇しており、直近の統計では25%前後で推移しています(出典:千葉県公式サイト・千葉県統計データ https://www.pref.chiba.lg.jp/ )。つまり、県内の人口の約4人に1人が65歳以上という状況です。
また、75歳以上(後期高齢者)の人口も増加傾向にあり、介護が必要になるリスクが高い年齢層の割合も高まっています。
「令和4年版高齢社会白書によれば、全国の高齢化率は29.0%に達しており、今後も上昇が見込まれています。千葉県を含む首都圏でも高齢者数の増加は続く見通しです。」
(出典:内閣府「令和5年版高齢社会白書」 https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/index-w.html)
全国との比較
全国の高齢化率と比較すると、千葉県は全国平均をやや下回る水準にあることが多いですが、高齢者の絶対数は多く、介護需要は全国でも上位に入る規模です。
千葉県は1960〜70年代に団地や住宅地として急速に開発されたエリアが多く、その時代に入居した世帯が一斉に高齢化するという「オールドニュータウン問題」が懸念されています。これは千葉市・船橋市・浦安市・松戸市・柏市などでも共通する課題として議論されることがあります。
県内の地域別特徴
千葉県は南北に長い地形を持ち、地域によって人口構成や生活環境が大きく異なります。
千葉市・船橋市・市川市など県北西部
東京都に隣接し、人口が集中しているエリアです。介護サービスの事業所数が多く、利用者の選択肢も比較的豊富な傾向があります。ただし需要も高いため、人気施設には待機が生じることもあります。
松戸市・柏市・野田市など県北東部(東葛)
東葛地域は大規模な団地開発の歴史があり、入居世代の高齢化が進んでいます。地域包括支援センターや在宅サービスの充実が進んでいる一方、中山間部との格差も課題として挙げられることがあります。
銚子市・旭市・匝瑳市など県北東部沿岸・山間部
人口減少と高齢化が特に進んでいるエリアです。高齢化率が40%を超える地区もあり、介護人材や事業所の確保が課題となっています。移動手段が限られる中で在宅介護を支える仕組みが求められています。
館山市・南房総市など房総半島南部
豊かな自然環境がある一方、高齢化が進み介護サービスのアクセスに課題がある地域もあります。地域の実情に応じた支援体制の整備が進められています。
介護サービス供給の状況
千葉県内の介護サービスの提供体制は、地域によって大きく異なります。
在宅系サービス(訪問介護・デイサービス・訪問看護など)は、千葉市・船橋市・柏市などの都市部では比較的事業所が多く選択肢があります。一方、農村部・沿岸部では事業所数が限られるため、選択肢が少ない場合があります。
施設系サービス(特別養護老人ホーム・介護老人保健施設など)も同様に、都市部での待機が長くなりやすい傾向が見られます。特養の待機問題は千葉市でも課題とされており、整備促進が図られています。
「介護サービスの提供基盤の整備と介護人材の確保は、全国共通の課題です。千葉県でも第9期介護保険事業支援計画において対応策が検討されています。」
(出典:厚生労働省「介護保険制度の概要」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000213177.html)
千葉県の介護施策の概要
千葉県は「千葉県高齢者福祉計画・介護保険事業支援計画」を策定し、県内の介護サービスの整備方針を定めています。
主な施策の方向性として、以下のような取り組みが進められていることがあります(詳細は千葉県公式サイトでご確認ください)。
- 地域包括ケアシステムの深化・推進
- 介護人材の確保・育成・定着支援
- 認知症施策の推進
- 高齢者の住まいの整備
- 介護予防・フレイル対策の推進
また、各市区町村においても独自の高齢者支援施策が設けられていることがあります。お住まいの市区町村のウェブサイトや窓口でご確認されることをおすすめします。
地域の介護環境を知るために
「自分が住んでいる地域の介護事情を知りたい」というときは、以下の方法が有効です。
- 地域包括支援センターへの相談:エリアの介護サービス事業所の情報を教えてもらえます。
- 千葉県・各市区町村の公式サイト:高齢者福祉計画や事業者一覧が掲載されています。
- 介護保険事業者の検索サービス:厚生労働省が運営する「介護サービス情報公表システム」(https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/)でエリア別に事業所を検索できます。
わたし自身、千葉市内だけでなく近隣の市への訪問も経験しますが、「同じ千葉県でも、通えるデイサービスの数がこんなに違うのか」と実感することがあります。地域の事情をよく知るためには、まず地域包括支援センターへの相談が一番の近道だと思います。
よくあるご質問
参考にした情報
- 内閣府「令和5年版高齢社会白書」 https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/index-w.html (2026年5月時点)
- 厚生労働省「介護保険制度の概要」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000213177.html (2026年5月時点)
- 千葉県公式サイト https://www.pref.chiba.lg.jp/ (2026年5月時点)
- 厚生労働省「介護サービス情報公表システム」 https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/ (2026年5月時点)
まとめ
- 千葉県の高齢化率は25%前後で推移しており、高齢者の絶対数は全国でも多い規模
- 県内でも地域によって介護環境は大きく異なる(都市部と農村部・沿岸部の格差)
- 団地・ニュータウン地域では「一斉高齢化」が課題として挙げられることがある
- 千葉県は高齢者福祉計画に基づいて介護基盤の整備・人材確保などを進めている
- 地域の介護環境を知るには地域包括支援センターへの相談や公表システムの活用が有効
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※本記事の統計データは2026年5月時点の公表情報を参考にしています。最新の数値は千葉県公式サイト・内閣府高齢社会白書等でご確認ください。
