杖にはどんな種類がありますか?どれが合っているか分かりません

シルバーとっぷで福祉用具専門相談員をしている、雲居 愛です。

「杖を使うように言われたのですが、いろんな種類があってどれが合っているかわかりません。」というご相談をよくいただきます。結論からお伝えすると、杖は体の状態・疾患・使用場面によって最適なタイプが変わります。代表的な3種類の特徴を知っておくと選びやすくなります。

杖の種類と特徴

種類 特徴 向いている方の目安
T字杖(一本杖) グリップがT字形。軽くて持ちやすい。最も一般的な杖。 歩行がやや不安定な方。軽度の歩行困難がある方。
四点杖(多脚杖) 先端が4本足。自立するため安定性が高い。 片麻痺の方。バランスが悪く転倒リスクが高い方。
ロフストランドクラッチ(カナディアン) 前腕(肘下)にカフを巻いて支える。体重を乗せやすい。 手首や手の力が弱い方。両脚に荷重制限がある方。

疾患・状況別の選び方の目安

  • 脳梗塞・片麻痺後:麻痺側と反対の手で杖を使います。四点杖や特殊グリップのT字杖が安定しやすいです。
  • 骨折後(大腿骨など)のリハビリ期:T字杖から始めてリハビリの進捗に合わせて変更することが多いです。
  • パーキンソン病:すくみ足への対策が必要なため、専門相談員・理学療法士と相談しながら選びましょう。
  • 変形性膝関節症:痛みがある側の反対の手で杖を使うのが基本です。

これらはあくまで目安です。実際の選定は専門相談員や理学療法士が状態を確認しながら行います。

杖の長さの目安

杖の長さは体格に合わせることが重要です。一般的な目安として、杖を持って肘が30度程度曲がる長さ、または立った状態で手首の高さが適しているとされています。長すぎると前傾姿勢になりやすく、短すぎると重心が取りにくくなります。

介護保険での取り扱い

歩行補助つえ(T字杖・四点杖など)は介護保険の福祉用具レンタル対象品目です。要支援1以上の方が利用できます(出典:厚生労働省「福祉用具貸与の対象品目」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/yobokaigo/index.html )。

よくあるご質問(Q&A)

Q:杖はどちらの手に持てばいいですか?
A:基本的には、痛みや麻痺がある側の反対の手に持つのが原則です。ただし状態によって異なりますので、主治医やリハビリの先生にご確認ください。

Q:途中で杖の種類を変えることはできますか?
A:はい、レンタルですので状態の変化に合わせていつでも変更できます。

Q:杖を使い始めると逆に歩く力が落ちますか?
A:適切な杖を適切に使えば、安全に歩けることで行動範囲が広がります。逆効果になることは少ないですが、心配な場合は主治医やリハビリの先生にご相談ください。

まとめ

  • 杖にはT字杖・四点杖・ロフストランドクラッチなど種類があります
  • 疾患・状態別に最適なタイプが変わります(脳梗塞後は四点杖が安定しやすいなど)
  • 杖の長さは肘が30度曲がる程度が目安です
  • 歩行補助つえは介護保険レンタル対象(要支援1以上)です

「どの杖が合っているかわからない」という方は、シルバーとっぷにご相談ください。ご自宅で実際に確認しながらご提案します。千葉県の介護保険レンタル・販売についてもご案内しています。

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※本記事の情報は2026年時点のものです。最新の制度内容は厚生労働省または各自治体にご確認ください。

雲居 愛(くもい あい)/ 株式会社シルバーとっぷ 在宅営業部 福祉用具専門相談員。千葉県生まれ。千葉県内の大学で社会福祉を学び、2024年シルバーとっぷ入社。現在は千葉市を中心にご家族のもとへ訪問し、福祉用具の選定やご相談を担当。趣味は読書と犬の散歩。

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雲居 愛

株式会社シルバーとっぷ 在宅営業部

福祉用具専門相談員。千葉県生まれ。千葉県内の大学で社会福祉を学び、2024年シルバーとっぷ入社。現在は千葉市を中心にご家族のもとへ訪問し、福祉用具の選定やご相談を担当。趣味は読書と犬の散歩。

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