こんにちは、シルバーとっぷの雲居 愛です!
「介護保険ってどこに申請すればいいの?」「使い始めるまでにどのくらい時間がかかるの?」——そんなご質問をよくいただきます。初めての介護は、手続きの流れが見えないだけでも不安になりますよね。
この記事では、介護保険サービスを利用開始するまでの全ステップを時系列でわかりやすくご説明します。各ステップの所要期間の目安もお伝えしますので、スケジュール感のご参考にしていただければ幸いです。ただし、お住まいの自治体や状況によってスケジュールが前後することがあります。
利用開始までの全体像
介護保険サービスを利用開始するまでの流れを図にすると、以下のようになります。
| ステップ | 内容 | 所要期間の目安 |
|---|---|---|
| ステップ1 | 地域包括支援センターへの相談 | 即日〜数日 |
| ステップ2 | 要介護認定の申請 | 数日〜1週間程度 |
| ステップ3 | 訪問調査・認定審査 | 申請から約30日以内(目安) |
| ステップ4 | ケアマネージャーとの契約 | 認定後 数日〜1週間程度 |
| ステップ5 | ケアプランの作成 | 1〜2週間程度 |
| ステップ6 | サービス事業者との契約 | 数日〜1週間程度 |
| ステップ7 | サービス開始 | — |
申請からサービス開始まで、目安として1〜2カ月程度かかることが多いです。ただし自治体の状況や個別の事情によって前後することがあります。
(出典:厚生労働省「介護保険制度の概要」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000213177.html)
ステップ1:地域包括支援センターへの相談
地域包括支援センターとは
地域包括支援センターは、高齢者の暮らしをサポートするための総合的な相談窓口です。市区町村が設置(委託)しており、社会福祉士・保健師・ケアマネージャーなどの専門家が在籍しています。
「介護のことを誰に相談すればいいかわからない」という場合は、まずここへ連絡することをおすすめします。
相談できること
- 介護保険の仕組みや手続きの説明
- 要介護認定の申請手続きの案内・代行
- サービスの紹介・つなぎ
- 介護者(家族)の悩み相談
所在地の調べ方
お住まいの市区町村の公式ウェブサイトで「地域包括支援センター」と検索するか、市区町村の高齢者福祉担当窓口に電話するとわかります。
所要期間の目安
電話で問い合わせれば即日でも相談できます。面談の場合は予約が必要なこともあり、数日程度かかる場合があります。
ステップ2:要介護認定の申請
申請できる人
原則として65歳以上の方、または40〜64歳で特定疾病(16疾病)がある方が申請できます。
申請の方法
申請窓口は市区町村の介護保険担当窓口です。地域包括支援センターや居宅介護支援事業所が申請を代行してくれることもあります。
必要書類の例(自治体により異なります):
- 介護保険被保険者証
- 申請書(窓口で入手可能)
- 主治医意見書の依頼(市区町村が主治医へ送付)
- マイナンバーカードまたは通知カード(自治体による)
所要期間の目安
書類が揃えば数日〜1週間程度で申請が完了します。
ステップ3:訪問調査・認定審査
訪問調査とは
申請後、市区町村の認定調査員(または委託先)が自宅や入院先を訪問し、心身の状態を調査します。74項目のチェックリストと特記事項の聞き取りが行われます。
訪問調査にはご本人とご家族が同席できます。「普段の困りごと」「できないこと」を具体的に伝えることが大切です。わたしも以前、同席したご家族が「見た目より大変なんです」と伝えたことで、より実態に近い評価になったと感じたことがありました。
認定審査
訪問調査の結果と主治医の意見書をもとに、介護認定審査会で審査が行われます。審査結果は「非該当」「要支援1〜2」「要介護1〜5」のいずれかになります。
所要期間の目安
申請から認定通知まで原則30日以内とされています。ただし申請が集中する時期などは遅れることがあります。
(出典:厚生労働省「介護保険制度の概要」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000213177.html)
ステップ4:ケアマネージャーとの契約
ケアマネージャーの役割
ケアマネージャー(介護支援専門員)は、利用者の状態・希望・家族の状況を総合的に判断しながら、介護保険サービスの調整役を担う専門家です。
ケアマネージャーは居宅介護支援事業所に所属しています。地域包括支援センターや市区町村の窓口で紹介してもらうことができます。
ケアマネージャーへの費用
ケアプラン作成・マネジメントの費用は介護保険から全額給付されますので、自己負担はありません(利用者負担ゼロ)。
所要期間の目安
認定通知が届いた後、数日〜1週間程度で契約できることが多いです。
ステップ5:ケアプランの作成
ケアプランとは
ケアプランとは、利用するサービスの種類・回数・事業者などをまとめた計画書です。ケアマネージャーさんが利用者・家族と話し合いながら作成します。
ケアプランの内容は要介護度ごとの支給限度額の範囲内で組まれます。「こんなサービスが使いたい」「週に何回来てほしい」といった希望を遠慮なく伝えることが大切です。
所要期間の目安
ケアマネージャーとのやり取りによりますが、1〜2週間程度かかることが多いです。急ぎの場合はその旨をケアマネージャーに伝えましょう。
ステップ6:サービス事業者との契約
ケアプランが完成したら、ケアプランに記載された各サービス事業者と個別に契約します。たとえばデイサービス・訪問介護・福祉用具レンタルなど、サービスごとに事業者との契約が必要です。
契約の際には、重要事項説明書の説明を受け、同意のサインをするのが一般的な流れです。サービス内容・料金・解約方法などを確認してから署名しましょう。
福祉用具レンタルの場合は、福祉用具専門相談員が自宅を訪問し、身体状況・住環境に合った用具を提案した上で契約・設置を行います。
所要期間の目安
各事業者との日程調整がありますが、数日〜1週間程度で契約できることが多いです。
ステップ7:サービス開始
すべての契約が完了したら、いよいよサービス開始です。サービス開始後も、3カ月ごとを目安にケアマネージャーさんがモニタリング(状態確認・計画見直し)を行います。
「サービスが合わない」「量を増やしたい」「担当ケアマネを変えたい」と感じたときも、遠慮なく相談してください。サービスは利用者のためのものです。
急を要する場合の暫定利用について
入院・退院直後など、要介護認定の結果を待てない緊急の場合は、認定前に暫定的にサービスを利用開始できる「暫定利用」という方法があります。
ただし、暫定利用には注意点があります。
- 後から認定結果が「非該当」や想定より低い要介護度だった場合、全額自己負担になるリスクがある
- 暫定利用の開始前に、ケアマネージャーとリスクについて十分に話し合うことが重要
暫定利用の可否・手続き方法はケアマネージャーさんに相談してください。
よくあるご質問
参考にした情報
- 厚生労働省「介護保険制度の概要」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000213177.html (2026年5月時点)
- 厚生労働省「介護・高齢者福祉」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/index.html (2026年5月時点)
- 公益財団法人長寿科学振興財団「健康長寿ネット」https://www.tyojyu.or.jp/ (2026年5月時点)
まとめ
- 介護保険サービス利用は7つのステップを経て開始される
- まず地域包括支援センターに相談するのが最初の一歩
- 申請からサービス開始まで目安として1〜2カ月程度かかることが多い
- 認定調査では普段の状態を正直に伝え、ご家族に同席してもらうのがおすすめ
- ケアマネージャーへの費用は自己負担ゼロ
- 急ぎの場合は暫定利用も選択肢のひとつ(ただしリスクあり)
- 手続きで困ったことはいつでもケアマネージャーや窓口に相談できる
手続きの多さに戸惑うこともあるかと思いますが、一つひとつステップを踏んでいけば必ず開始できます。ひとりで抱え込まず、専門家を頼ってください。
千葉県で介護保険の手続きや福祉用具レンタルについてご相談は、シルバーとっぷへ。はじめての方にも丁寧にご説明します。
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※本記事の情報は2026年5月時点のものです。手続きの流れや所要期間は自治体によって異なる場合があります。最新の制度内容は厚生労働省または各市区町村窓口にご確認ください。
